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鮮やかな有機ELディスプレイを搭載したマルチプレーヤー〜「RunPo」レビュー(2/4 ページ)

ダイナコネクティブの「RunPo」は、5GバイトHDDを搭載したポータブルプレーヤー。各種ビデオファイルやMP3音楽、JPEG再生に対応するほか、内蔵TVチューナーでテレビ視聴や録画も可能だ。しかし最大の特徴は、採用したディスプレイの種類といえる。

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 ディスプレイはたしかに明るく、非常に見やすい。発色も鮮やかで、コントラストもしっかりしている。また、ほぼ側面から眺めても、明度や色合いに変化はない。ただ、唯一不満な点は、近接で見ると画素間の隙間が目立つこと。表示している画像によっては、ちらつきが見受けられることもある。ただ、実際に視聴する場合は、30センチほど離れた距離から眺めるだろうし、ディスプレイに関してはトータルで見て満足のいく品質だ。

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有機ELディスプレイによる表示は見やすい。この写真では抑え目の色調になってしまったが、実際の画面ではさらに鮮やかな印象だ
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表示は日本語に対応。そのほか、韓国語、中国語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも切り替えられる

 PCにUSB(2.0対応)接続すれば、「RunPo」はストレージとして認識される。デフォルトでは「Audio」「Image」「Video」といったフォルダがあるので、そこへそれぞれオーディオ、静止画、動画ファイルを放り込めばいい。ただ、これらのフォルダは便宜的に用意されているにすぎず、違うフォルダをつくってそこへ入れたり、ルートに置いても特に問題はない。また、本体で録画したファイルは「RecordFolder/Video」、ボイスレコーディングしたファイルは「RecordFolder/Voice」へ保存される。

 それ以外に、「SystemFolder」もあり、システム関連ファイルが収められている。ハードディスクを初期化したい場合は、このフォルダのみバックアップしてやればいい。また、「SystemFolder」内のcliodwall.jpgとcliodwindow.jpgを置き換えれば、メインメニューやファイルブラウズ画面の背景を変更できる。

 対応形式は、静止画はJPEGのみ、音声はMP3とWMA9、そして、動画はASFファイル(MS ISO MPEG-4)、DivX3.11/4.0/5.x、XviDコーデックのAVIファイルに対応する(最大720×480サイズ)。また、WMV9も再生可能とされているが、こちらはSimple Profile(352×288、ビットレート384Kbps以下)のみ対応と、かなり制限がある。手持ちのWMV9ファイルを試したところ、当然ながらほとんどだめだった。映像が横縞ノイズとしてしか表示されない。

 Windows Mediaエンコーダでいろいろ試してみたが、「デコードの複雑さ:シンプル」にさえすれば、ビットレートがやや高めでも一応再生されたが(352×288ピクセル以上は不可)、音が大きくずれ、途中で終了してしまった。もちろん、Simple Profileの基準に収めれば問題なく再生できるが、この製品ではWMV9以外の形式が主体と考えたほうがいいだろう。

操作体系にはわかりにくい面も

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