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Bluetoothでロボットを操作せよ〜「Pirkus・R」と遊んできました(3/3 ページ)

KDDIとアイ・ビーが発表した「Pirkus・R Type-01」(ピルクス・アール タイプ1)は、au携帯「W21T」のBluetooth通信機能でコントロールできるロボットだ。ボタン1発でさまざまな動作が可能で、“コマネチ”もこの通り。さっそく見せてもらった。

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 製品パッケージには、ユーザーがアクションを制作できるWindows用アプリケーションも同梱されている。スライドバーや数値で各関節の動きを指示するいうもので、手間さえかければ複雑で長い動きも設定できるため、オリジナルのコンボ技も夢ではない。

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パソコン用ソフトの画面。バーをスライドさせて各関節の角度を決める

 もちろん、作った技に付ける名称はユーザー次第だ。「ロケットパンチ」だろうが、「ギャラクティカ・マグナム」だろうが、「エメラルド フロウジョン」だろうが、勝手に命名していい。技を繰り出すと、携帯電話のメッセージウィンドウに技の名前をしっかり表示してくれる。

 「技はロボット本体のメモリに60〜90パターン登録できます。ただし、容量が決まっているので、長い技を入れるとそのぶん登録する技の数が少なくなります」(KDDIの川本氏)。


 アイ・ビーは、1月21日から「Robot Labs」で「Pirkus・R Type-01」の予約受付を開始した。出荷開始は2月上旬の予定で、価格は19万8000円だ(送料として別途2000円が必要)。近藤科学の「KHR-1」(12万6000円)などに比べると少し高めだが、サーボモーターが4つ多く、またセンサー類やBluetoothを搭載していることを考えれば、十分に納得のいくレベルといえる。そもそも、サーボモーターを個別に購入することを考えれば、いずれのキットもかなり割安だ。

 「本社が板橋区にあるのですが、地元の鉄工所を訪ね回り、アルミフレームを安く作ってくれるトコロを探しました。また、SI(システム・インテグレーター)やホスティングサービスも手がけているので、ロボットのアクションをダウンロードするサーバは自前で構築しています」(本堂氏)。

 なお、「Pirkus・R Type-01」の開発に当たっては、KDDがBREWアプリに関する技術供与およびBluetoothチップの供給を行っている。アイ・ビーは「KDDI MSP」(KDDIモバイルソリューションパートナー」に加盟しており、KDDI側も携帯電話の新しい用途提案をサポートした形だ。

 「これまで、KDDI MSPは企業向けのバーチカルな事例しかなかったのですが、コンシューマーにも分かりやすい、良い事例ができました。今回のロボットのように、Bluetooth携帯電話の使い方が今後も広がってほしいですね」(KDDIの中村氏)。

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アイ・ビーの本堂社長、岡田会長、KDDIの中村氏
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