Intelは1月24日、オンキヨーに出資し、PCと家電を融合するAV技術の開発で協力すると発表した。
オンキヨーはIntelの投資ファンドIntel Capitalに対し、額面約7億6000万円の転換社債型新株予約権付社債を発行。調達資金はデジタルホーム関連のAVシステム開発と製品化に活用する。
両社はネットワーク対応家電の技術開発と共同マーケティングでも合意。DLNA(Digital Living Network Alliance)やDTCP-IPなどを含む業界標準規格に基づいた家庭向けデジタルAV技術開発を進める。Intelはソフトウェア技術やエンジニアリング支援を行う。
オンキヨーの大朏直人CEOは「Intelと協力することで、民生用家電業界とコンピュータ業界の垣根をこえる真の融合システムを効率よく開発し、新しい製品ジャンルの確立を目指す」とコメントしている。
関連記事
- 盛り上がりつつある家庭内でのコンテンツ相互運用――インテルが開発者向けセミナーを開催
ダウンロードした音楽などのデジタルコンテンツを家庭内のさまざまな場所で楽しもうとするとき、機器同士がネットワークでつながれていればより快適になる。家電やPCの区別なく、それを実現するための取り組みは、現在どうなっているのだろうか? - CESに見る“DLNA対応”AV機器の最新事情
これからの家電を語る上で欠かせないのが、ネットワーク化とそれに伴うコンテンツの相互利用だ。「International CES 2005」の各社ブースから、家電ネットワークに関する展示をチェックした。 - Linksys、Intel主導のDTCP-IP規格を採用した家庭内メディア配信デバイスを発表
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.