不思議になごめる3800円の“プロペラ飛行船”:LifeStyle Weekly Access Top10
「コナミ・タカラ新製品発表会」の会場で、新しい飛行船模型を見つけた。エー・ジーの「N.O.A」は、ゴム動力でふわふわ動く“なごみ系”飛行船だ。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
先週末の「コナミ・タカラ新製品発表会」は、ドラえもんの道具や家庭用ロボットのコンセプトモデルが登場して話題を集めた。どちらも玩具的な要素と実用性を併せ持つユニークな製品だ。
一方、実用性とはかけ離れた商品の中にもオモシロイものがあった。タカラのグループ会社であるエー・ジーが展示していた飛行船「N.O.A」もその一つだ。
飛行船の模型というと、タカラの「SKYSHIP」が思い浮かぶが、N.O.Aはラジコンではなく“ゴム動力”。プロペラをくるくる回して手を離すと、ふわふわと進んでいく。350回ほど巻けば、およそ2分間の飛行(推進)が可能になるという。「ゆっくり・ゆったりフシギになごめるプロペラ飛行船です」(同社)。
動力は極めてローテクだが、エンベローブ(船体)の素材はなにげにハイテクだ。表面には住友化学工業が開発した「セービックス」と呼ばれる特殊加工が施され、一度ヘリウムガスを満たすと、1カ月間はほぼ同じ“張り”をキープできるという。
N.O.Aは、2月発売予定で価格は3800円。キットの中にはヘリウムガスボンベ2缶が入っているから、別途ヘリウムガスを購入する必要はない。組み立ては両面テープなどが中心で道具も不要。気軽に楽しみたい人には最適な飛行船模型だろう。
ちなみに、ゴンドラの中にいる“ろっ●ん人”みたいなのは、「はるか宇宙のかなたから、地球の生き物を救いにやってきた宇宙人」という設定。ノアの箱船よろしく、動物たちをたくさん乗せている。もっとも、動物たちは飛行船の浮力を調整する“重り”のため、浮力が足りないと下ろされてしまうのだが……。
関連記事
- コナミ・タカラなど、おもちゃの商談会が東京国際フォーラムで開催中
現在、東京国際フォーラム展示ホール1にて、玩具の新商品発表会が催されている。ドラえもんから懐かしい野球盤、そして最新のミュージックドッグ「idog」まで、さまざまな玩具をご覧あれ! - 飛行船ロボットが宙を舞う!?〜MDDロボット・チャレンジ
また新手のロボットコンテストが誕生した。今度は自律動作する「飛行船ロボット」だ。しかし、飛行船といえば、ただ浮かすだけでも難しいもの。一体、どんな珍プレー好プレーが展開されるのか。飛行船担当記者が現地に飛んだ。 - 男たちの闘い 「キドカラー号」が飛んだ日
これは、ラジコン飛行船に夢を追い、仕事から逃避した男たちの、真実の物語である(トモロヲ)。 - キャプテン、癒し系ラジコン飛行船「SKYSHIP」の未来を語る
癒し系として人気を博したラジコン飛行船「SKYSHIP」にCMOSカメラを搭載して飛行船から見た風景を地上で見ることのできる「BIRDS EYE VIEW SKYSHIP」が追加されるという。SKYSHIPの仕掛け人であり、飛行船をこよなく愛すタカラの天野幹俊氏(通称キャプテン)に話を伺った。ところで、「Q-SKYSHIP」って何?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.