“音楽サーバ”を持った5.1chシアターシステム――ボーズ、新「LifeStyle」
ボーズが、5.1chホームシアターシステム「LifeStyle」シリーズ新製品「LifeStyle48」「LifeStyle18 Series II」を発表。48には、CD約350枚分を収録できるHDD内蔵メディアセンターを搭載し、ユーザーの好みを学習して自動再生する新システムも備えた。
ボーズは2月17日、5.1chホームシアターシステム「LifeStyle」シリーズ新製品「LifeStyle48」「LifeStyle18 Series II」を発表した。価格(発売日)は、LifeStyle48が49万9800円(4月上旬発売)、LifeStyle18 Series IIが24万9900円(3月21日発売)。
5.1chホームシアターシステム+ミュージックサーバ――「LifeStyle48」
LifeStyleシリーズは、5本のサテライトスピーカー、“ベースモジュール”と呼ばれるパワーアンプ搭載サブウーファー、DVDプレーヤーを内蔵した“メディアセンター”で構成される省スペース・高音質の5.1chホームシアターシステム。
新コンセプトとなるLifeStyle48は、大容量HDDを内蔵(容量は非公開)したインテリジェント・ミュージックシステム「uMusic」搭載のメディアセンターを新たに開発。CD約350枚分もの楽曲をHDDに収録でき、ミュージックサーバとして利用できるほか、ユーザーの好みを学習して自動的にシーンに最適な楽曲を提供する「uMusicインテリジェントナビゲーション機能」を装備。目的や気分に応じた自動音楽再生を実現できるという。
また、独自デジタル自動音場補正システム「ADAPTiQ(アダプトアイキュー)」を装備。スピーカーの設置位置や聴く場所の制約を受けずに高音質サウンドを楽しめるという。
5本のサテライトスピーカーには、ネオジウムマグネットを採用した新開発「ジュエルアレイ・スピーカー」を採用。従来のフェライトマグネットの約10倍もの磁力があるネオジウムマグネットは非常に高い磁束密度を持ち、磁気歪み低減と高いエネルギー効率によって高音質と超小型化を両立。サテライトスピーカー1本のサイズは57(幅)×133(高さ)×83(奥行き)ミリ・重さ350グラム。
メディアセンターはBSデジタル/地上デジタル放送の5.1chサラウンド音声を楽しめるMPEG-2 AACに対応。搭載DVDプレーヤーはプログレッシブ再生に対応するほか、MP3オーディオもサポートしCD-R/-RWに記録したMP3データを再生できる。また、FM/AMラジオチューナーも装備。サイズは399(幅)×94(高さ)×292(奥行き)ミリで重さが4.5キロ。
入出力端子は、音声入力がアナログ/デジタル4系統、音声出力がアナログ/デジタル1系統、映像入力が1系統(コンポジット/S)、映像出力が1系統(コンポジット/S/コンポーネント)。内蔵デコーダは、DTS/ドルビーデジタル(AC-3)/MPEG-2 AAC/BoseDigital/MP3/PCM。
ベースモジュールのサイズは206(幅)×409(高さ)×634(奥行き)ミリで重さが17.5キロ。13センチ径ウーファーを2基装備。最大消費電力は350ワット。
LifeStyle18 Series II
LifeStyle18 Series IIは、独自デジタル自動音場補正システム「ADAPTiQ(アダプトアイキュー)」や、重低音再生とクリアな音質を両立したベースモジュールなど、LifeStyle48のエッセンスを継承しつつサテライトスピーカーやメディアセンターの変更でコストを抑えた5.1chシアターシステム。メディアセンターにはHDDを搭載していないので、LifeStyle48のような音楽サーバ機能は持たない。
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