無線音楽伝送をスタイリッシュに――「Rio LIVE air」:レビュー:ユビキタス音楽環境のススメ(2/3 ページ)
どの部屋からでもPC HDD内の音楽を取り出したい――PCミュージックサーバ+ワイヤレス音楽伝送で構築する“ユビキタス音楽環境”をミニ特集で紹介。第1弾は、リオ・ジャパンのスタイリッシュな2.4GHzデジタルワイヤレススピーカー「Rio LIVE air」だ。
基本的な接続は、オーディオを送出したいPCのUSB端子とトランスミッターをUSBケーブルで接続し、受信機に電源とスピーカーをつなげばいいだけだ。通信同期は出荷時にとられているので、ペアリング作業は必要ない。トランスミッターと受信機の電源をそれぞれオンにすれば、自動的に接続は完了。トランスミッター、および、受信機には接続状態を表すインジケーターがついており、切断時にはレッド、接続中はグリーンが点灯する。
トランスミッターは大きさも形状もUSBメモリのようだが、残念ながらPCへ直接差し込めるようなタイプではなく、USB(ミニB)端子を装備。その代わり、リチウムポリマー充電池を内蔵し、オーディオ入力端子(ステレオミニジャック)もある。
つまり、トランスミッターと携帯音楽プレーヤーを接続し、首にでもぶらさげておけば、手元で操作しながら受信機側で音楽を再生できるわけだ。PCとUSB接続した状態で、電源をオフにしていれば、充電は自動的に行われる(インジケーターがオレンジに点灯し、完了すれば消灯する)。充電時間は約3時間で、バッテリ駆動は連続再生で最大8時間。
PCへ接続した場合は、USBオーディオデバイスとして認識される。そのため、Windowsの「サウンドとオーディオ」プロパティ内の「既定のデバイス」で「Rio Live Air PSP-200TX」を選択しておけば、すべての音声出力が「Rio Live Air」へ送られる。それでは都合が悪く、音楽再生時のみ送りたいというのであれば、出力オーディオデバイスを個別に設定できるプレーヤーソフトを利用すればいい。
筆者が普段、Windows上で音楽再生に使用しているオーディオプレーヤーは「foobar2000」だ。機能はシンプルで動作は軽快ながら、コンポーネントを追加して拡張すれば、かなり高度な機能も実現される。前述のギャップレス再生も簡単かつ完全に行えるし、インタフェースのカスタマイズも可能。さらに、ReplayGainを使えば、アルバムごとに異なる音量を調節してくれる。
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