*ist DSに待望のシルバー登場! “銀色ボディ”の魅力を探る(2/4 ページ)
世界最小をうたうデジタル一眼レフ機*ist DSに、シルバーのカラーバリエーションが加わった。従来のブラックボディとの比較や、レンズとのデザインのマッチングを検証してみたい
シンプルで分りやすい操作インタフェース
ボディの色とは無関係だが、以下のページでは、私自身がこれまでに感じた*ist DSの気に入った点と気に入らない点を整理しておこう。
まず、私が*ist DSを好む最大のポイントは、やはりボディが小さくて軽いことだ。携帯性のメリットはもちろんのこと、スナップや人物を撮る場合に機材が大げさにならず、撮られる相手に威圧感を与えない利点もある。特に、パンケーキレンズと呼ばれる超薄型レンズ「DA40mm F2.8 Limited」を付けた時のコンパクトさは圧倒的だ。
ボディを持った時の手触りやバランス、シャッターボタンや各種ボタンの操作フィーリングのよさも気に入っている。このあたりはスペックに表れない部分だが、写真を撮る上で特に大切な要素だ。
シンプルにまとまった操作性もポイントが高い。特に、ドライブモード、ISO感度、ホワイトバランス、ストロボモードの4機能を集約させたFnボタンは便利で使いやすい。
そのほかには、明るくて見やすいファインダー、約0.8秒の高速起動、大画面の2.0インチ液晶、単3形電池や「CR-V3」を使えるバッテリーシステムなどもお気に入りだ。細かい機能面では、ISO1600またはISO3200までの自動感度アップ機能や、カメラ内で画像をセピアやソフトに変換する機能が重宝している。
逆に不満点は、AFのスピードがあまり速くなく、特に暗所ではもたつくことだ。レンズ一体型のデジカメよりは速いのは当然だが、ペンタックスはボディ内駆動のAFシステムを採用しているため、他社のレンズ内駆動のAFを体験した後では、スピードの遅さに苛立ちを感じる。
ただし、前述のパンケーキレンズは、ボディ内駆動のAFだからこそ実現できた超薄型レンズだという。AFスピードを取るか、圧倒的な携帯性を取るかは、難しいところだ。
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