モバイルSuicaでラーメン食べてきました(1/2 ページ)
携帯で自動改札が通れるようになるモバイルSuica。2006年1月の実施に向けて、テスト用のモバイルSuicaを借りられたので、その使用感をレポートしよう。
Suicaをおサイフケータイに搭載した新サービス「モバイルSuica」が、2006年1月からスタート予定だ。サービス実施に先駆け、3月1日からフィールドテストが行われている。今回は、試作機を使ってモバイルSuicaを一足先に体験できるというイベントに参加してきた。
自動改札を通過するときは底面をタッチ
用意された試作機は、SH901iCとF901iCの2種類。1500円分の電子マネーがチャージされている。テスト用に利用できるのは、JR上野駅の入谷口改札と、駅構内の施設数カ所だ。
F901iCを手に、まずは自動改札を通ってみる。Suicaをかざすリーダー部分に軽くF901iCの底面(背面液晶のない側)を触れると、Suicaカードのときと同じ反応で、すばやく改札を通過できる。このあたりの使い勝手はSuicaカードとまったく同じだ。
携帯電話を横にしてタッチすると、「ピピピピピ」というエラー音が鳴って通過できない。背面液晶が付いている表側をタッチした場合は、反応するときと反応しないときがある。基本的には、おサイフケータイのマークがついている底面を触れて改札を通るほうがよさそうだ。
Suicaのキャッチコピーは「タッチ&ゴー」だったが、携帯をリーダーにぶつけるのはイヤ、という人もいるだろう。触れなくても反応はするが「できれば“軽くタッチ”&ゴーしてほしい」(JR東日本Suica部)ということだ。
次に、Suica対応の自動販売機へ行ってお茶を購入してみた。通常、自動販売機はお金を投入してから商品を選んでボタンを押すが、モバイルSuicaで買うときは順番が逆になる。まず商品を選んでボタンを押し、それからモバイルSuicaをリーダーにタッチする。
コインロッカーは鍵要らず
上野駅しのばず口の脇にあるコインロッカーはSuica対応になっている。小型は1日300円、中型は1日400円で利用できる。
開いているロッカーに荷物を入れると、支払い方法を聞かれるのでSuicaを選ぶ。表示された金額を確認し、モバイルSuicaをかざすと鍵が閉まる。レシートが出てくるので、それを受け取れば終了だ。取り出すときも、現金かSuicaかを聞かれるので、Suicaを選択。モバイルSuicaをかざすと、利用しているボックス番号が表示され、ポンと扉が開く。
ロッカーの鍵がないのは便利だなと思った。このロッカーは現金でも利用できるが、その場合は荷物を預けたボックス番号を入力することになる。しかしモバイルSuicaでは、SuicaのID番号でひも付けしてあるので、番号を入力する手間も不要だ。ほかのモバイルSuicaをかざしても扉は開かない。
履歴の確認ができるのは便利
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