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来年のワールドカップは「フルHDの50V型プラズマ」で(2/2 ページ)

パイオニアの企業説明会で、伊藤周男社長がPDP事業の今後の方針を説明。業績回復の原動力となる“付加価値”製品はやはり「プラズマテレビ」とし、実現困難とされている50V型クラスでのフルHD対応プラズマテレビを来年投入することを明らかにした。

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50インチでフルHDのプラズマは「来年のワールドカップまでに」

 プラズマテレビの付加価値を高める“最新技術”として同社が用意しているのが「フルHD対応」だ。

 液晶テレビではすでにシャープや三菱電機がフルHD対応製品を市場に投入しているが、プラズマテレビはその構造上から37〜50V型のリビング向けサイズでのフルHD実現は非常に難しいといわれている(「“フルHD”の落とし穴――プラズマテレビはリビングに不向き?」を参照)。

 同社は現在、画面サイズ50インチ以上で1920×1080ピクセルのフルHD対応プラズマテレビを開発しており、2005年度中には製品化する構えだ。

 「今年のCEATEC(10月)や来年初頭のInternational CES(来年1月)にフルHD対応プラズマテレビを参考出展し、来年6月からのワールドカップは、フルHDのプラズマテレビで観戦できるようにしたい。サイズは難しいだろうが50インチを目標に開発を進めている」(伊藤社長)

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 なお、一部のマスコミが報じた「2005年度中に着工する予定だった新しいPDP生産ライン計画を業績不振で凍結」という報道に対して、伊藤社長は「そんな(新ラインの)予定はもともとなかった」と一蹴した。

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