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SEDに憧れ、3Dで驚き、QUALIAに感動――Display 2005(1/2 ページ)

フラットパネルディスプレイの展示会「Display 2005」が東京ビッグサイトで開幕。SED、FED、裸眼立体ディスプレイ、QUALIAテレビなど、話題の最新ディスプレイを一気に見ることができる。

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 フラットパネルディスプレイ(FPD)のパネルメーカーが一堂に会する展示会「Display 2005(第1回国際フラットパネルディスプレイ展)」が東京ビッグサイトで開幕した。もともと、FPD関連のトレードショー(商談会)的な役割のイベントだが、話題の最新ディスプレイを一望できる絶好の場にもなっている。

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Display 2005(第1回国際フラットパネルディスプレイ展)

 FPD業界の話題をさらっているのがキヤノンと東芝が開発した「SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)」。両社が出資するSED(株式会社)のブースでは、昨年10月のCEATECでお披露目した方法と同じく、入場人数を制限してのミニシアター的な展示を行っていた。

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プラズマ(左)、SED(中央)、液晶(右)3方式のパネルを並べて同じコンテンツで画質を比較
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SEDの外観はCEATECとほぼ同じだが、暗所コントラスト比が10万:1、ピーク輝度は400カンデラ/平方メートルになるなどパネル性能が大幅に向上した

 SEDはFED(Field Emission Display:電界放出ディスプレイ)の派生モデルだが、このFEDの実用化に積極的なのが双葉電子工業。同社がこれまで一般向けに披露したFEDの最大サイズはCEATECなどで展示した11.3インチVGA(640×480ピクセル)タイプだったが、今回はさらに大きく高解像度な14.4インチSVGA(800×600ピクセル)を紹介していた。

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14.4インチSVGA(800×600ピクセル)のFED(左)。右はこれまで最大だった11.3インチ

 ここまで大きくなると「すわテレビ用か」と期待が高まるが、同社の担当者いわく「FEDのターゲットはあくまでも車載用であって、テレビ用途は考えてません」とのことで、サイズの大型化はあくまでも研究開発の一環であることを強調する。

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ブースでは車載用途に適した1DIN/2DINといったサイズのFEDを紹介
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