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親がネットを知らないと子供の将来に悪影響?

英教育研究機関の報告書によれば、親がインターネット利用を指導・手助けできないと、子供の将来の職業選択の幅を狭めることになるという。

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 インターネットをうまく使いこなせない親は子供の教育に悪影響を与え、職業選択の幅を狭めることになるかもしれない――。英教育研究機関のLondon School of Economics and Political Science(LSE)が4月28日、こんな報告書を公開した。

 LSEでは英国で9歳〜12歳の子供1511人と、その親906人のインターネット利用状況を調べた。その結果、子供のインターネット利用を指導・手助けする能力を持たない親も多いことが判明。半面、インターネットの利用頻度が高い子供は親も利用頻度が高く、精通度も高いことが分かった。インターネット利用はアクセス状況だけでなく、質的な面でも格差が広がっていると報告書は指摘している。

 チャットルームの利用や個人情報開示など、ネット利用のリスクにまつわる不安も高まっているが、子供の安全なネット利用をどう手助けしていいか分からないと答えた親は18%。これに対し、子供の67%は親からの助言を求めており、学校での指導も75%が必要としていた。

 子供のネット利用を監視する姿勢には国によって差があることも判明。米国のPew Internet and American Lifeの調査では、子供のネット利用を事後チェックしていると答えた親は62%に上ったのに対し、英国では41%にとどまった。

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