ウワサの“快眠ホテル”を見てきました(3/3 ページ)
東京・汐留のホテル「ロイヤルパーク汐留タワー」に、世界初となるユニークな客室が誕生した。松下電工の「エミットスイミンシステム」を導入した“快眠ルーム”だ。さっそく行ってみよう。
入眠から起床までをサポートする「快眠プログラム」は、Suimin'Roomとほぼ同じだ。コントローラでプログラムを実行すると、まず10分程度のリラクゼーションタイム。PDPに独自制作した環境映像が流れ、徐々にベッドの背面が倒れていく。完全に体がフラットになるとエアーストレッチだ。その間、徐々に照明が暗くなり、体をリラックスさせながら自然なリズムで睡眠に誘う。
起床時は、設定した時間の10分前から徐々に周囲が明るくなり、2-3分前になると、さわやかな音楽が流れ始める。電動カーテンが開き、部屋に朝日が差し込むと再びエアーストレッチが作動。朝が弱い人でも快適に起きられるという仕組みだ。大型特殊照明が1500ルクスに達したら、眠気も吹き飛ぶ。
もう一つ新しくなったのが、通称“やすらぎ君”こと「スイミンセンサー」だ。スイミンセンサーは、就寝時に腕に装着しておくと、背面から発する光が腕の細動脈の動きを検知し、副交感神経の活性度を計測するというもの。このデータをもとに、松下電工ショウルームで快眠コンシェルジュのアドバイスを受けることができる。
宿泊費用はハウマッチ?
さて、気になる宿泊費用はというと、朝食と快眠コンシェルジュのアドバイス付きで3万1000円になっている。同じ広さのツインルームが2万5200円(モデレートツイン、一名の場合)だから、さほど高い訳ではない。
ただし、快眠ルームは現在のところ一室のみ。体験してみたい人は早めに予約したほうがいい。予約はロイヤルパーク汐留タワーのWebサイトで受け付けている。同社マーケティング課の森智美氏は、「当面は一室のみだが、要望が多ければ増やすことも検討する」と話していた。
快眠ルーム宿泊プランの概要は下記の通りだ。ちなみに汐留街区は、JR新橋駅をはじめ、都営大江戸線(地下鉄)や「ゆりかもめ」の汐留駅から徒歩1-3分程度と交通の便も良い。睡眠の悩みを抱えている人は、一度足を運んでみてはいかがだろうか?
宿泊プラン | 快眠ルーム プラン |
---|---|
発売日 | 2005年5月16日 |
予約受付 | 受付中 |
客室 | 30平方メートル、一人用 |
料金 | 3万1000円(消費税、サービス料込み、ホテル税別) |
チェックイン | 15時より |
チェックアウト | 12時まで |
朝食 | 洋食ブッフェまたは和定食から選択可能 |
備考 | 快眠コンシェルジュのアドバイス付き(翌朝の10-11時) |
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