“おまかせ”と“おすすめ”を追加した「W録」――東芝が「RD-XS57/37」を発表(2/2 ページ)
東芝は、DVDレコーダー「RDシリーズ」のミッドレンジモデルとなる「RD-XS57/37」を発表した。両モデルとも「W録」に対応し、XS57はHDMI出力もサポート。さらに、インターネット経由で全国のRDユーザーから“おすすめ番組”を教えてもらえる機能が付いた。
番組おっかけ機能は、たとえば録画予約をした後で特別番組が入り、番組表が変更された場合、番組表の時刻変更に合わせて予約の開始時間と終了時間を自動的に修正してくれるというもの。本来の予約時間帯に対して前後2時間まで追っかけるため、ドラマの最終回など延長や早めに番組が始まる場合にも対応できる。
「単発予約のほか、前予約にも対応可能だ。また、スポーツ延長などで放送時間が予測しにくい場合も、情報さえあれば1分単位で追いかける」という。ただし、この機能を使うにはインターネットに接続している必要がある、
「おまかせ録画」は、設定したキーワードから自動的に番組をリストアップして録画するというもの。検索できるキーワードは2つ(and)+1つ(not)で、9セットまで保存しておける。1日あたりの自動録画時間は1時間、3時間、6時間の3種類から選択可能として、HDD容量の不足に備えた。また、特定のフォルダに入れる設定をしておくと、そのフォルダに録画したものに関しては古い番組から自動的に消去する機能も備えている。
「おすすめサービス」は、全国のRDユーザーからおすすめ番組情報を取得できるというユニークな機能だ。インターネットに接続しておくと、東芝が設置したサーバにアクセスし、ジャンル別や時間帯別などさまざまなランキング情報を閲覧できる。「iNETで録画予約を行うと、サーバに検索カウントが残る。その結果を利用するもので、個人を特定したりするものではない」(同社)。なお、対象となる放送局は、地上アナログ放送とBSアナログ。もちろん、ランキング情報で良い番組を見つけたら、「決定」ボタンだけで簡単に録画予約を行える。
また、おすすめサービスには、過去の録画履歴を参照してジャンルなどが一致する番組を教えてくれる「あなたのおすすめ」(学習機能)と、やはりネットワーク機能を利用する「みんなのおすすめ」が用意されている。
みんなのおすすめは、全国のRDユーザーの中から“似た傾向を持つユーザー”が予約している番組を紹介してくれるというもの。「たとえば、ユーザーAとBがそれぞれ7つの番組を予約していて、そのうち5つが重なっているとする。残りの2つをお互いに教え合うようなイメージ」という。
みんなのおすすめをうまく使えば、今まで気が付かなかった番組を知る契機になる可能性もある。遊び心と実用性を兼ね備えたネットサービスといえるだろう。
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