ついに登場した“まる録”付きハイビジョン録画機――ソニー「RDZ-D5」:レビュー(1/4 ページ)
ソニーの「スゴ録」に地上/BS/110度CSデジタルチューナー搭載モデル「RDZ-D5」が登場した。同種の製品は複数あるが、自動録画機能を売りにしている「スゴ録」。しかもGUIには「XMB」を採用している。その使い勝手を細かく検証していこう。
ソニーの「スゴ録」に地上/BS/110度CSデジタルチューナー搭載モデル「RDZ-D5」が登場した。同種の製品はシャープ「DV-HRD3/30/300」や日立「DV-DH161T/250T/400T」、東芝「RD-Z1」などがあり、特に目新しいジャンルの製品とはいえない。しかし、“スゴ録”シリーズという点だけでも注目に値する。
それはつまり、同シリーズの売りが自動録画機能にあるからだ。その「おまかせ・まる録」と呼ばれる機能では、キーワード(and/or可能)、ジャンル、放送時間帯で番組を絞り込め、該当するものを勝手に録画しておくように設定できる。
デジタルチューナー搭載HDD/DVDレコーダーでは、HDDへハイビジョン放送をそのままの品質で録画可能な点や、リアルタイムで更新される番組表が最大の魅力だ。しかし、録画予約や再生時の使い勝手に関しては、まだまだアナログ放送を対象とした製品に一日の長がある。デジタル放送でも自動録画機能を使いたいと感じていた人は多いはずだ。
そして、「RDZ-D5」では当然ながら「おまかせ・まる録」を搭載。しかも、期待どおり、この機能はデジタル放送でも利用できる。
アンテナ入力は、通常のVHF/UHFのほか、地上デジタル用、BS/110度CS用を装備。また、当然ながら、デジタル放送のデータ放送に利用するための電話回線/LAN端子もある。映像出力はD端子、コンポーネント端子のほか、HDMI出力にも対応している
快適操作のXMB
内蔵するHDD容量は250Gバイト。デジタル放送を記録する製品では、160Gバイトではやや心許なく、これが標準的なセンといっていいだろう。ハイビジョン放送の録画では、記録可能時間は250Gバイトでも、地上デジタルであれば約24時間、BSデジタルでは21時間までとなる(放送のビットレートが異なるため)。DVDドライブは、DVD-RW/+RW、DVD-R、DVD+R、そして、DVD+R DL(2層)への記録に対応。
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