レビュー
Wチューナーで“おまかせ度”が増したスゴ録――「RDR-HX92W」:レビュー(3/5 ページ)
「おまかせ録画」に「追跡録画」と、番組録画機能では定評のある「スゴ録」に、待望のダブルチューナーモデルが投入された。地上波番組、または地上波+アナログBSを同時に録画可能で、おまかせ度もますますアップしている。
録画予約でも2つのチューナーを意識する必要はない。チューナーを指定するような項目は存在せず、単純に時間が重なる録画予約を2つまで設定できるというだけ。3つ目を予約しようとして、初めて警告が出る。もちろん、その場で優先順位を変更できる。
またRDR-HX92Wは、録画開始時にチューナーを割り当てる仕様のため、録画中のスポーツ中継が延長されて別の録画予約にかぶった場合でも、両方の番組がしっかり録画されている。
スポーツ延長の影響を受ける録画予約を一覧表示。一覧では、自動延長する時間を反映した録画時間を表示している。「どっちの料理ショー」の放映時間は9:00PM〜9:54PMだが、既に30分間延長した形で表示されているのがわかる
録画予約に関しては、ダブルチューナー化に伴い、録画予約件数が従来モデルの「1カ月最大30件」から「1カ月最大80件」へと増加している。実は、新製品ではシングルチューナーモデル(RDR-HX72)も最大40件になっており、ダブルチューナーはその倍というわけだ。
「おまかせ・まる録」機能を持つ関係上、予約録画可能数がそれほど多くなくても困らないかも知れない。ただし、録り逃したくないシリーズ番組などは「繰り返し録画」で「番組追跡機能」を活用したほうが確実に録画できる(おまかせ録画より優先順位が高いから)。やはり録画予約数の増加は歓迎すべきだ。
EPGは従来と変わらず一列表示のため、一覧性はイマイチだ。検索機能や「おまかせ・まる録」でカバーする形になるだろう。このへんは、番組表の一覧性向上を果たしたDIGAと対照的だ。
「おまかせ・まる録」も2番組同時録画
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