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今度は国産パネル――“あの格安液晶テレビ”を見てみた特集:夏ボで狙いたい液晶テレビ(3/3 ページ)

フラットテレビ市場を低価格路線で突っ走るバイ・デザインが4月に発売した「d:2632GJ」。同社の大型タイプとしては久しぶりに国産パネルを採用しており、リーズナブルな価格と合わせて気になっている人も多いのではないだろうか。その実力を検証した。

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 「d:2632DJ」の価格は、直販価格で12万9800円。店頭なら、ポイントバックなどで実質12万円を切る値段で購入できる場合もあるだろう。26インチワイド液晶テレビとしてはやはり格安だ。画質面でも、外部入力が前提になるなら、競合製品に対して大きく見劣りすることはないはずだ。

 もちろん、26インチクラスとなるとデジタルチューナー内蔵の製品が多く、単純に価格で比較できない側面もある。しかし、たとえばデジタルケーブルテレビのユーザーなどはテレビ内蔵のデジタルチューナーが“宝の持ち腐れ”になる場合も多いし、今後DVDレコーダーのデジタル放送対応が進むことを考えると、テレビ側にデジタルチューナーは要らないケースも増えてくるだろう。やはり「d:2632DJ」の価格は魅力だ。

 逆に、これからデジタル放送の視聴環境を整える――とくに地上波デジタル放送が目的の場合は、価格面のインパクトがちょっと薄まる。26インチならデジタルチューナーを内蔵して15万台の価格を付けている製品が珍しくないからだ。録画を考慮するとデジタルチューナーはレコーダー側、といった考え方の人もいるだろうが、同一メーカーのテレビ、レコーダーであれば高度な連携ができる製品もあるから、必ずしも否定的になる必要もない。

 これらを考慮すれば、やはり「d:2632GJ」をお勧めできるのは既にデジタルケーブルテレビを導入している人や、デジタル放送の前にDVDの大画面再生、ビデオはPC録画だけど大画面で再生もしたい、といった目的で液晶テレビの購入を考えている人になるのだろうか。またファンレス設計で、深夜に静かな環境で利用しても動作音がほとんど気にならない点もポイントとして挙げておきたい。

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