DLNA対応の新「AVeL リンクプレーヤー」登場――既存モデルのアップグレードも
アイ・オー・データ機器は、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL リンクプレーヤー」の新製品2モデルを6月下旬に発売する。新たにWindows Media DRM 10やWMA9 proに対応。DLNA準拠のデジタル家電やPC用サーバソフトとも連携できるようになった。
アイ・オー・データ機器は6月8日、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL リンクプレーヤー」の新製品2モデルを発表した。価格は無線LAN内蔵の「AVLP2/DVDG-2」が2万6400円、有線LANモデルの「AVLP2/DVDLJ-2」が2万3500円。出荷開始は6月下旬の予定だ。
AVeLリンクプレーヤーは、DVDメディアやLAN接続したPCにあるメディアファイルをテレビ画面で再生するネットワークプレーヤー。
新製品では、Windows Media DRM 10に対応し、インターネットでダウンロード販売している楽曲ファイルの再生をサポートした。またWMA9 pro対応により、ハイビジョンコンテンツを音と音声で再生できるようになった(従来は映像のみ)。ただし、ストリーミングコンテンツの再生には対応していない。
さらに、DLNA対応のクライアント機能もサポートした。デジタル家電やデジオン「DiXiM」などDLNAガイドライン準拠のサーバソフトを導入したPCと連携し、ネットワーク経由でコンテンツを再生できる。対応機器の情報は、後日発表する予定だ。
そのほか、再生可能なファイルフォーマットは、動画がMPEG-1/MEPG-2/DiviX/Xvid/WMA9、音楽はMP3/WMA/PCM/Ogg Vorbis/AAC、静止画はJPEG/BMP/GIF/PNG。PC向けに作成されたDivXファイルをテレビ出力する際に起こる縦横比(アスペクト比)のくずれを補正する「AR2」(エーアールスクエア)機能を新たに導入し、テレビ画面でも違和感のない自然な映像を視聴できる。
背面端子には、コンポジット、S端子、D4端子、DVI-I端子の映像出力のほか、光と同軸のデジタル音声出力など備えた。イーサネットポートは10/100BASE-TX対応。外形寸法は430(幅)×291(奥行き)×55(高さ)ミリ。重量は約3.5キロ。
なお、アイ・オー・データ機器によると、既存モデルの「AVLP2/DVDG」「AVLP2/DVDLJ」「AVLP2/G」に関してはファームウェアアップデートを提供し、最新モデルと同じ機能を実現するという。新ファームウェアは近日公開予定だ。
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