ニュートラルな画質と豊富な入出力端子が魅力――日本ビクター「LT-26LC60」:特集:夏ボで狙いたい液晶テレビ(4/4 ページ)
日本ビクターが発売した「LT26-LC60」は、同社が「映像知能」と呼ぶ高画質技術「GENESSA」を採用した第2世代の液晶テレビ。ニュートラルな画質と豊富な入出力端子が魅力だ。2005年夏モデルとして投入されたばかりの新製品を検証してみよう。
テレビとしての付加機能を見ると、既に紹介した設置場所の明るさに応じて輝度を変更する「EEセンサー」にくわえ、音声帯域の出力レベルをアップしたり、全体のダイナミックレンジを圧縮してドラマやニュースでの人の声を聞きやすくする「はっきりトーク」、会話の冒頭をスローに再生して内容を聞き取りやすくする「ゆっくりトーク」なども搭載する。深夜の視聴や、お年寄りの利用も考慮した機能だ。
情報端末機能としては「Tナビ」に対応している。イーサネットポートを使ってインターネット接続すれば、Tナビサイトを利用できる。
また、SDスロットにSDメモリカードを装着すると、デジタルカメラで撮影した静止画の再生もできる。パネル解像度が1366×768ピクセルあるため、現在の数百万画素のデジタルカメラで撮影した静止画も十分綺麗と思える画質での表示が可能だ。一般的なブラウザとしての利用やEメール送受信などはできないが、リビングの情報端末としての機能も充実している。
LT26-LC60は、旧モデルからデザイン、機能共にそれほど大きな変化は無いものの、旧モデルで評価の高かった画質を継承しており、さらにHDMI端子の追加も現状では安心感がある。
まだ確定したわけではないが、パッケージ販売されるHDコンテンツはHDMI接続でしか再生できない可能性が出てきているし、PCと接続した場合のHDコンテンツ再生もHDMIが必須になるはず。26型の標準的な価格帯にありながらHDMIを装備しているLT26-LC60は、ある意味で貴重な存在といえるはずだ。
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