カシオ、7カ国語の会話文を音声で収録した電子辞書
カシオ計算機は電子辞書「エクスワード」の新製品として、7カ国語の会話文(約1万4700例文)を音声で確認できる「XD-LP8000」を発売する。
カシオ計算機は同社電子辞書「エクスワード」の新製品として、7カ国語の会話文を音声で確認できる「XD-LP8000」を発表、7月23日に発売する。価格は5万2000円。
新製品は、英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/韓国語/中国語という7カ国語の会話文(約1万4700例文)をネイティブの音声とともに収録した。音声は肉声の再生に適した同社独自のTRUE VOICE形式で収録されており、摩擦音などの子音までも忠実に再現が可能だという。合成音声で発声を行うTTS(Text To Speech)機能も搭載しており、英語についてのみだが、収録されているすべての英単語や例文を音声で確認できる。
辞書には会話集(13種類)のほか、英語(6種類)、国語(7種類)、生活・実用(9種類)、実用・情報(13種類)、学習(2種類)の合計50種類を搭載する。百科事典の「マイペディア」には主要な国や都市の地図が約1500枚収録されており、7カ国語会話文とあわせて世界中を旅する人に便利に扱える。
本体サイズは144.5(幅)×99(高さ)×13.2(厚さ)ミリ 250グラム。電源には単四形アルカリ乾電池を使用し、約120時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)もしくは75時間(入力・検索4分/訳表示55分/スピーカー音声出力1分の繰り返し時)の利用が行える。
液晶は5インチ(480×320ピクセル)で、最も文字サイズを小さくした場合(12ドット)には、1画面で920字の表示が可能になっている。レイアウトも標準表示に加えて、視認性の高い罫線表示、一覧性の高い詳細表示を切り替えることができる。フォントサイズは4サイズ(12/16/24/48ドット)に切り替え可能なほか、漢字源については64ドットの表示を行うことができる。
別売のCD-ROMもしくはデータカードを利用してコンテンツの追加を行うこと可能で、CD-ROMを利用する場合には本製品とPCをUSBで接続し、内蔵メモリ(20Mバイト)もしくはSDカードに辞書を転送することで、自分好みにカスタマイズすることができる。
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