東北パイオニア、サラウンドヘッドフォンの新フラグシップ発表
東北パイオニアはDOLBY HEADPHONEに対応したコードレスサラウンドヘッドフォンの新しいフラグシップモデル「SE-DIR2000C」を発表した。
東北パイオニアは6月20日、DOLBY HEADPHONEに対応したコードレスサラウンドヘッドフォンの新しいフラグシップモデル「SE-DIR2000C」を発表した。出荷は7月下旬。価格はオープンプライスだが、店頭では4万9800円になる見込みだ。
2002年に発売した「SE-DIR1000C」の後継機。サラウンドEXを含むDolby Digital、Dolby ProLogic II、DTSなどのサラウンドフォーマットにくわえ、新たにAACをサポートした。また、トランスミッターにヘッドフォンを掛けるだけで充電が始まる「掛けて充電」機能や、低域を補強する3段階のバスアシスト機能を搭載。リモコンも付属するようになった。
オープンエアダイナミックのヘッドフォン部は、長時間装着していても蒸れにくい、ファブリックイヤーパットを備える。重量約350グラム。ユニットは50ミリ径で、再生周波数帯域は10〜24000Hzという。充電式ニッケル水素電池×2本を使用する。
伝送方式は、非圧縮のデジタル赤外線で、到達距離は正面から10メートル。トランスミッター「TRE-D2000」には、光デジタル(角形)×2と同軸デジタル×1、ステレオRCAピン×1の入力端子にくわえ、あらたにデジタルスルー(光角形)も備えた。また、部屋を暗くして映画などを鑑賞する際、画面に集中できるっようにLEDの明るさを3段階に調節できる「ディマーモード」も新搭載。重量は約1キロ。
なお同社では、ヘッドフォン単体販売も行う(SE-DHP2000、メーカー希望小売価格は2万6250円)。これを利用すれば、1台のトランスミッターで複数のヘッドフォンを同時に使えるという。
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