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HD2+採用DLP機が35万円弱――BenQホームプロジェクター「PE7700」:レビュー:劇場がある暮らし――Theater Style(4/4 ページ)
ベンキュージャパンの最新ホームシアター向けフロントプロジェクター「PE7700」は、HD2+採用の本格仕様ながら35万円を切る価格で登場した注目の1台。最新の720P対応DLP機の実力をさっそくチェックしてみた。
サンプル画像
いつものようにサンプル画像の撮影写真を掲載する。あくまでも写真撮影のため、実際に見たイメージとは異なる部分もあるのでご了解頂きたい。
全体に鮮やかでコントラスト感が強い。赤の出方にやや癖がある点と、肌色が多少濃厚になるといった傾向はあるが、さすがに20万円クラスの透過型液晶パネルに比べると、印象度は上だ。
写真では解らないがレンズのキレは悪くないものの、左右上部の角には歪曲収差が若干出る。またグレースケールの写真でもわかるとおり、ハイライト方向でやや色温度が高めに、シャドウ領域では緑が強めに出るようだ。
階調は5倍速駆動という点を考慮すればそれなりに描き分けられているが、さすがに最暗部は厳しく、ノイズ感もやや強めに感じる。もっとも、これは6セグメントカラーホイールの単板DLPの宿命であり本機だけの問題ではない。
黒の浮きはあるが、その分、白ピークが気持ちよく伸びているのも特徴。黒が浮いて見えるのも、省電力モードで800ルーメンという明るさから来る悩みと言える。十分な明るさがあるため、黒浮きだけを取り出して評価しなければ問題はない。十分なコントラストはある。
画質調整画面
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