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さりげないコンピュータLifeStyle Weekly Access Top10

今週のトップ10で、筆者の目を釘付けにしたのは“考える靴”「アディダス・ワン」。このさりげなさに未来が見えるというのは言い過ぎか。

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 トップは次世代光ディスク「Blu-ray Disc」のライトワンス規格、「BD-R」のコストに関するインタビュー。BDとHD DVDという2つの次世代光ディスクの早期統一がどうやら難しくなった状況になったほか、現在唯一販売されているBDメディアであるBD-REディスクがまだ高価であることから、「ライトワンスになったらどれだけ下がるのか?」と関心を集めたようだ。

 と、これは置いておいて、今週筆者が興味を引かれたのはアディダスの考える靴「アディダス・ワン」だ。

 詳細は記事を参照して欲しいが、かかとに磁気検出センサーとマイクロプロセッサ、土踏まずにはギアボックスに金色のボタンという、サイバー感(?)あふれる一品だ。

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アディダス・ワン

 このメカメカしい内容とは裏腹に、アディダス・ワンを履いた人は何も難しいことを考える必要がない。靴が路面の状態にあわせたクッションを自動的に、かつ、さりげなく作り出してくれるからだ。決してオーバーなクッションを作り出すわけではないが、長時間履いていれば、その威力を体験できるだろう。

 コンピュータを身につけるというと、スカウターのような小型ディスプレイや腕時計型コンピュータなどSFチックな品物が脳裏に浮かぶが、アディダス・ワンも立派なコンピュータ内蔵の“身につけるモノ”だ。これぐらいのさりげなさならば、利用者がコンピュータの存在を過剰に意識することもない。

 アディダス・ワンは、使っていることすら意識させない“さりげないコンピュータ”ともいえる。こうしたあり方は、これからのコンピュータが目指すべき方向のひとつかもしれない。

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