東芝だけど「RD」じゃない――「カンタロウ」の実力を探る:レビュー(1/4 ページ)
東芝製なのに「RD」シリーズではないHDD+DVDレコーダーが登場した。“カンタロウ”こと「AK-G200」は、「トルミルカンタン」を冠して使いやすさを追求したレコーダーだ。多機能のイメージを持つRDの名をあえて排した同製品の使い勝手をチェックしていこう。
「カンタロウ」ことAK-G200は、250GバイトのHDDを内蔵したHDD+DVDレコーダーだ。「RD」シリーズをベースにしている点は間違いないが、型番からあえて「RD」を外し、異なる購買層を狙った。「トルミルカンタン」を冠した同製品の使い勝手をチェックしていこう。
ターゲット層は、ずばり初めてHDD+DVDレコーダーを購入する人たちだ。たとえば、製品を購入して箱を開けると、真っ先に目に入る内蓋に“テレビとの接続方法”や“最低限の操作法”などが印刷されている。どちらかといえばマニア層の支持が強いRDシリーズとは明らかに異なる。
本体は、HDD+DVDレコーダーとしては世界最薄の58ミリで、ディスプレイの文字サイズや操作ボタンも大きめだ。感心するのは、背面のAV出力に「テレビの入力へ」、アンテナ入力に「入力(アンテナから)」といった具体的な接続方法を指示してある点。実際、ケーブル類の接続が面倒で、他人任せにしている人も珍しくはないわけで、かなり親切といえる。
思い切りシンプルな背面の入出力コネクタ。AV出力には「テレビの入力へ」、アンテナ端子には「入力(アンテナから)」「出力(テレビへ)」といった具体的な接続先も指示されている。D端子や光音声出力なども備えている
初出時、前面入力端子がないと書かれておりましたが、実際には前面入力端子があり入力は2系統になります。お詫びして訂正致します
これ以外にも、「接続・設定早わかり」と呼ばれるA2サイズの簡易マニュアルや、レコーダーの上などに置いておけるA4サイズ両面の「基本操作早分かり」シートが付属する。マニュアルも135ページのものが1冊と、RDシリーズのそれと比較するとシンプルなものだ。
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