連載
さらに磨きをかけた普及機の“定番”――エプソン「EMP-TW20」:レビュー:劇場がある暮らし――Theater Style(5/5 ページ)
セイコーエプソンの液晶プロジェクター「EMP-TW20」は、DVDプレーヤーにマッチする普及機としては、非常に高い完成度を持つ。ローエンドの定番として魅力にあふれた同機をレビューで探ってみた。
DVD視聴に適した完成度の高い一品
本機は480PのDVDプレーヤーにマッチするローエンドプロジェクターとしては、非常に高い完成度を持った製品だ。設置性、絵作り、プリセットモードの確かさなど、あらゆる要素で合格点以上を取ることができる。
ほんのちょっとした不満はあるものの、家族で手軽にプロジェクターを楽しむための様々な工夫が凝らされた上で、画質面でも成熟度を一層上げてきた。この解像度クラスでは、ダントツといっていい製品である。
しかし現時点では発売直後という事もあり、やや割高な印象は否めない。パネル解像度が低いため、投影時の格子感は720Pパネルの製品よりも目立ちやすい。色や絵作りの完成度の高さか、それとも720Pパネルの解像度と格子感の少なさを選ぶかは、おそらく実際に購入するときに悩むかもしれない。
だがそれも一時的なもので、いずれは720Pモデルにも新しいD5パネル搭載機が登場し、価格的なバランスも変化していくだろう。ハイビジョンソースの扱いをどの程度重視するかだが、あくまでもDVD視聴に特化したプロジェクターを探しているならば、高い満足度を得られる。
関連記事
- エプソン、13万円台のホームプロジェクター
セイコーエプソンが、ホームシアター向け液晶プロジェクター““Dreamio(ドリーミオ)”のエントリーモデル「EMP-TW20」を発表。店頭予想価格は13万円台後半。レンズシフト機能や短焦点レンズを新たに搭載。 - “冬ボ”で狙いたいホームプロジェクター
今年こそ、冬のボーナスで狙いたいのが「ホームシアター向けプロジェクター」。だが、機種選びに悩む読者も多いだろう。今回はこれまでのレビュー機を振り返りながら、売れ筋の3機種をメインに比較インプレッションをお届けする
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.