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ちょっと高いが満足度は上々――松下ポータブルDVD「DVD-LX95」レビュー:ポータブルDVD特集(3/3 ページ)

CPRMディスクまで再生できる幅広いメディア対応、豊富な付加機能、そしてしっかりしたDVD基本再生性能――。松下のポータブルDVD「DVD-LX95」は、ライバル機よりも少々お高いが満足度は上々だ。

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 ヘッドフォン端子2基、音声出力(アナログ/光デジタル兼用ミニジャック)、映像出力、そして、電源端子は左側面に配置されている。映像(音声も)入力が用意されていない点は、少し残念だ。

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左側面には映像出力、音声出力(アナログ/光デジタル兼用ミニジャック)、ヘッドフォン端子2基を用意。残念ながら、映像、音声とも、外部入力端子は装備していない

 左側面にはTVアンテナ端子のほか、SDメモリーカードスロットも装備し、メモリカード内のJPEG(DCF規格Ver.1.0準拠のSD PICTURE)、および、MPEG-4動画(SD VIDEO準拠。MPEG-4映像とG.726音声のASF形式ファイル)が再生できる。いずれも基本的には、同社のSDマルチカメラやDVDレコーダーで記録した静止画/動画への対応となっている。

 再生可能なディスクは実に幅広い。市販のDVDビデオ、ビデオモードで記録されたDVD-R/+R/-RW/+RW、さらにはVRモードのDVD-RAM/-RWやDVDオーディオも含まれる。もちろん、オーディオCD、ビデオCDのほか、WMA/MP3音声、JPEG、MPEG4動画を記録したCD-R/RWにも対応している。

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対応ディスクは非常に幅広いうえ、SDメモリーカードからのJPEG画像、MPEG4動画の表示も可能。右に見えている端子には、付属のTVアンテナケーブルを接続する

 CPRM録画(コピーワンス)されたDVD-RAMとDVD-RWも試してみたが、これも再生可能。さらに、東芝「SD-P1600」では認識できなかった片面2層のDVD-R DL、さらにDVD+R DL(ともにPC上で書き込んだディスク)も問題なく観られた。

 こうした幅広いメディア対応に加え、本体でのDTSデコードも可能など、基本となるDVD再生機能は非常にしっかりしている。さらに、冒頭で述べたとおり、それ以外の“付属的な”機能も充実している。ハードウェア、インタフェースとも、全体に満足度は上々といえるので、7万円前後という価格は決して高いとは思わない。

 また、下位機種として、同じ9型ワイド液晶画面を搭載した「DVD-LS90」も用意されている。TVチューナーやFMトランスミッターを省略し、バッテリー駆動は3時間にとどまるものの、こちらは実売価格4万円台で購入可能だ。

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