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“ちょっとユニーク”が詰まったポータブルプレーヤー「SN-M600」レビュー(3/3 ページ)

エーブイシー・テクノロジー・ジャパンの「SN-M600」は、日本への本格参入を開始する香港AVC Technology製のポータブルプレーヤー。カラー液晶を積んだ小型ボディには“ちょっとユニーク”な機能がいくつも搭載されている。

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ユニークな機能も多く、幅広い使い方が可能

 音楽再生+FMラジオ+ボイスレコーディングというフラッシュメモリプレーヤーは数多く登場しており、カラー液晶の搭載も最近ではあまり珍しく感じられなくなっている。しかし、本製品には、国内で販売されているポータブルオーディオではあまり搭載されていないユニークな機能が多く搭載されている。

 特徴的なのが、背面に用意されたスピーカーだろう。出力は500ミリワットとさほど大きくなく、モノラルなので音質面では期待できない。しかし、「お気に入りの曲をちょっと人に聞かせたい」などというシーンで活躍するだろう。また、卓上ラジオとして使うことも考えられる。

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背面のスピーカー。

 また、ライン入力端子を音声出力端子として使用する「デュアルイヤホン」という機能も備えており(MENUから「設定メニュー」-「音設定」-「Dual Earphone」で設定)、本製品1台をふたりで仲むつまじく楽しむ――なんてこともできる。

 そのほかにも、テレビのリモコンとして使用するというユニークな機能も備えている。この機能を利用するには、SIGNEOのWebサイトから操作したいテレビにあわせたファイルをダウンロードし、本体へ転送するという作業が必要となるが(ファイルの提供は発売日以降)、他社製品では見られない機能なだけになかなか興味深い。

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リモコンは「エンターテインメント」から選択する

 国内でポータブルオーディオを展開する企業としては後発となるだけに、出迎えるユーザーの目は厳しいことが予想される。製品自体の質感や操作性といったクオリティはもちろん、こうした特徴的な+αを備えることがユーザーへの大きなアピールになるだろう。

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付属ヘッドフォンはネックストラップ一体型
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