レビュー
太平の眠りを覚ます宇宙船? キヤノンDVDビデオカメラ「DC20」:レビュー(2/4 ページ)
キヤノンが満を持して投入するDVDビデオカメラ「DC20」。ハン・ソロが操るあの高速宇宙船を思わせる魅力的なデザインの同機は、停滞気味だった同市場に活を入れる1台になりそうだ。
しかも、実際にカメラを構えてみると、決してデザインありきというわけではなさそうだ。右手でつかむと、人差し指から小指までがしっかりとかかり、ホールドに最適な形状になっている。撮影時質量も約465グラムと軽いため、非常に快適な取り回しが可能だ。
コンパクト化のための苦心のあとは、あちこちに見られる。最もユニークなのは、バッテリーの収納場所だろう。液晶モニターを開いた部分に装着されている。DVDゆえに駆動部が極限まで薄くなり、実現できたということだろうか。バッテリーのすぐ上には「ファイナライズ」「ディスプレイ」「バックライト」「ワイドTV」のボタン、さらに外側にも再生制御系のボタンが4つ並んでいる。
本体手前は半円形状なのだが、それが功を奏して、電源スイッチ(カメラ/再生切替兼用)と撮影スタート/ストップボタンは右手親指、PHOTOボタンは人差し指、ズームレバーは中指で、無理のない快適な操作ができる。そのほかのMENU、FUNC.、カーソルスティック、動画/静止画切替スイッチは左側面手前に配置され、左手でまとめてアクセス可能だ。
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