“後付け車載カメラ”から“音が出る鞄”まで――ワコー商談会(2/2 ページ)
車の“しっぽ”こと「サンクステイル」で話題になったカー用品メーカーのワコーが新製品商談会を催した。「カーエンターテイメント」を標榜する同社だけあって、実用的なのか、冗談なのか、ちょっと微妙な製品が目白押しだ。
前の2つと違って実用的なのが、車載カメラ「アイボール」(仮)。最近はバックビューモニターなどを装備している車も増えているが、新車購入時ならともかく、カメラを後付けしようとすると面倒なもの。しかし、完全ワイヤレスのアイボールなら簡単だ。
電源は乾電池。CMOSセンサーが捉えた映像は、トランスミッターで送信する。それをカーナビのTVチューナーで受信し、カーナビのディスプレイに表示する仕組みだ。電波の到達距離は約5メートルに制限されているが、一般的な乗用車なら問題ないはず。
また、アイボールは車体にマグネットで固定する方式のため、鉄製ボディなら設置場所を選ばない。車の後ろに付けてバックビューモニターにするも良し。ドアミラー付近に取り付けて側面の死角をなくすのも良し。ほかにも「後部座席に取り付けて、チャイルドシートの赤ちゃんの様子を確認する」など、アイデア次第で応用範囲は広がりそうだ。
ちなみに、同社イチオシの使い方は、「バンパーに取り付けると、F1のオンボードカメラみたいに迫力ある車載カメラ映像が撮影できます」。やっぱり実用性よりエンターテイメントらしい。
アイボールの価格は「1万〜2万円程度」。発売時期は未定だ。
音が出るバッグ「ラジカセサウンドバッグ」
ライフスタイルはAV誌らしいので、最後にオーディオネタを一つ。
怪しげな柄のこのバッグは「ラジカセサウンドバッグ」という。その名の通り、ラジカセをプリントしたバッグに本物のスピーカーとアンプを搭載。ミニピンジャックのケーブルを携帯オーディオプレーヤーなどに繋げば、バッグから音が流れる仕組みだ。電源は単3電池4本。
担当者によると、「内覧での評判が良いので、年内にも発売したい」(同社)という。予価は4789円。見かけはシュールだが、アンプ部にはFMラジオも内蔵しているから、災害時の非常用持ち出しバッグとしても使えるかもしれない。
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