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半世紀を経て蘇った“ペンシルロケット”(2/2 ページ)

国内ロケット開発の“始まり”といわれる「ペンシルロケット打ち上げ」から50年……。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月19日、幕張メッセで当時の水平打ち上げ実験を再現した。

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 会場内には、ほかにも各種ロケットや宇宙服の展示、子ども向けの遊具、物販コーナーなどがある。その中で、個人的に気になったのが、飲食コーナー「宇宙レストラン」だ。ここでは、あの「宇宙カレー」を食べることができる。

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こちらは船外活動ユニット
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スペースシャトル型のふわふわ。中に入ることができるのは3〜10歳の子どもだけ。ちょっと羨ましい
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物販コーナーの人気は宇宙食。たこ焼きやグラタンなんてのもあった
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「宇宙レストラン」。宇宙カレーは600円ナリ

 宇宙カレーは、「SMAP SMAP」(関西テレビ)の人気コーナー「ビストロSMAP」に毛利宇宙飛行士と野口宇宙飛行士が出演したとき、「宇宙に持っていきたい日本の味」というオーダーで作られたもの。このときのレシピをもとに宇宙食を作り、7月に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー号」に持ち込んだ。

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これが宇宙カレー。インドカレーをご飯にまぜたもので、パッと見はあまり良くないが、無重力状態では食べ物が浮いてしまわないよう、ごはんなど粘りけのある食べ物と混ぜて口に運ぶのだとか。だから理にかなっている

 8月9日に帰還した野口宇宙飛行士は、「大変おいしかった。とくにカレーは大好評だった」と話していた。

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レトルトパックに収まり、宇宙食と化した「宇宙カレー」と「中華ちまき」

 食べてみると、まさに見た目の通り“インドカレーとご飯を混ぜた”ものだった。予想以上に本格的なインドカレーで美味しいのだが、後からくる辛さも予想以上。後で知ったが、お子さま用に“甘口”にした宇宙カレーも用意していたという。


 「ペンシルロケットフェスティバル」は、残念ながら8月19日の一日限り。水平発射再現実験を見逃してしまった人は、50年後をお楽しみに……。

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