生まれ変わった「Gガイド」、その実力を検証する(2/4 ページ)
DVDレコーダーのEPG(電子番組表)にもっとも多く採用されている「Gガイド」が、9月1日分から新データに変わった。番組名の省略の仕方や短時間番組の扱いに疑問の声も多かったGガイドだが、果たしてどう生まれ変わったのだろう?
8月25日、インタラクティブ・プログラム・ガイドが1つのニュースリリースを出した。内容は、アナログ地上波用EPGの品質向上を目的として、9月1日から新しいEPGデータの運用を開始するというもの。この中で、5つの改善点が挙げられている。
- 1 番組タイトル表記の拡充
- 2 番組タイトルと番組詳細の全日統一表現
- 3 全日分での放送局の発表情報に随時対応
- 4 番組ジャンルの付与率と精度の向上
- 5 番組出演者の付与率、付与人数の向上
いずれも、これまでGガイドのとして指摘されていた部分だ。たとえば、1と2はタイトル表記の“揺れ”を改善することにあたり、4や5の番組ジャンル、出演者情報に関しても従来は豊富とはいえなかった。
では、実際にどう変わったのだろうか。Gガイドを採用している日本ビクターの「DR-MH55」でチェックしてみた。また、PC用キャプチャカード「SmartVision HG2/R」(NEC製)を使い、ADAMS-EPGと比較してみる。
まず番組タイトルの表記だが、以前から省略されることが多かった「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」「徹子の部屋」を対象にした。この2つの番組は連続した時間に放送されており、以前は1つの番組枠にまとめられてしまうことすらあった。
結果は下の画面通り。番組情報はパーフェクトだ。どちらの番組もまったく揺らぎはなく、もちろん1つにまとめられることもなかった。
ちなみに「ADAMS-EPG」では、この2番組が1つの番組にまとめられており、番組名も「上沼」「徹子」に省略されていた。ただし番組名の揺らぎはなく、理解してしまえば問題ないレベルで、改善前の「Gガイド」よりはずっとまともだ。
「キューピー3分クッキング」はどうなる?
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