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PSPで「おでかけ・スゴ録」――ソニー「RDR-AX75」発表

ソニーは地上・BSアナログチューナー搭載の“スゴ録”「RDR-AX75」を発表した。「PSP」をUSBケーブルで接続し、録りためた番組をメモリースティックDuoに転送。録画番組を外出先でも楽しめる「おでかけ・スゴ録」対応。

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 ソニーは9月12日、DVDレコーダー「スゴ録」シリーズとして、地上・BSアナログチューナーモデル「RDR-AX75」を発表した。同時発表のデジタルチューナー内蔵モデル3機種と合わせ、計4製品をラインアップ。いずれも11月21日に発売する予定だ。RDR-AX-75の店頭価格は約8万円になる見込みだ(価格はオープン)。

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 新製品の目玉は、「おでかけ・スゴ録」機能だ。ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PSP」をUSBケーブルで接続し、録りためた番組をメモリースティックDuo(メモリースティックPRO Duo含む)に転送。録画番組を外出先でも楽しめる。

 同様の機能は、4月に発売された「PSX」(DESR-7700/5700)も持っていたが、メモリースティックDuoに転送する際にアダプタが必要だったり、コンテンツの変換に実時間の4倍から5倍かかるなど、使い勝手は今一歩だった(関連記事)

 対してRDR-AX75では、MPEG4-AVC専用のLSIを新開発。番組録画と同時にMPEG-4 AVCのファイルを生成できる。またメモリースティックDuoへの転送速度は最大約30倍速で、1時間の番組なら約2分で転送できるという(あらかじめMPEG-4 AVCのファイルを作成してある場合)。また、複数の番組をまとめて転送したり、メモリースティック1枚に入りきらない番組を自動的に分割し、転送できなかった部分は次回転送時に続きから転送するといった機能も備えた。

 録画ファイルのビットレートは384Kbpsもしくは768Kbps(いずれもQVGAサイズ)から選択可能。たとえば1Gバイトのメモリースティックを使用した場合は、384Kbpsなら約4時間10分、768Kbpsなら半分の約2時間20分を録画できる。なお、おでかけ・スゴ録で転送した動画を再生するには、PSPのシステムソフトウェアが「バージョン2.00」以降であることが条件になる。またコピーワンス番組は対象外だ。

 一方のテレビ録画機能では、やはりPSXから継承した「x-おまかせ・まる録」が新しい。X-おかませ・まる録は、録画予約や番組再生、DVDへのダビングといったユーザーの操作から“好み”を学習し、自動録画に反映するというもの。また「番組追跡録画」「スポーツ延長対応」「おまかせチャプター」といった機能も従来モデルから引き継いでいる。

 そのほかの新機能は、デジタルカメラをUSBケーブルで接続してHDDに写真を取り込む「簡単フォト取り込み」、DVDハンディカムなどで撮影した8cm DVDなどのバックアップが可能な「まるごとディスクコピー」など(コピー制御信号が含まれるDVDをコピーすることはできない)。DVDにお気に入りの映像をダビングする際、24種類のオリジナルデザイン画からDVDメニューを作成する機能も追加された。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

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