ワイヤレスを手に入れたデジカメの快適さ――ニコン「COOLPIX P1」：レビュー（6/6 ページ）

ニコンの新製品「COOLPIX Pシリーズ」は、“無線LAN内蔵デジカメ”という展示会などでよく見かけるコンセプトモデルを具現化した待望の1台。その実力をじっくりチェックしてみた。

[小山安博，ITmedia]

作例

青空にノイズも少なく、空とビルの境界にわずかにいろずれが見られるが、気になるほどではないだろう

かなりカメラには酷な状況だが、思ったよりもフレアは少なかった。色味、解像感ともに十分で描写力は高い。ワイド端のため収差がでている

鮮やかな色を再現できている。コンパクトデジカメとしては背景のボケもきれいな方だ

ハイコントラストなシーンだが、青空から細部の描画まで、良好な画像となっている

同じ場所から、ズームのテレ端で撮影。こちらの描画もおおむね満足

夕焼けモードで撮影(でも朝焼け)。効果2で撮影しており、ほかの効果よりも赤く、より記憶色に近い形で表現できている

夜景モードで撮影。カラーノイズは多めだが細部までよく描写されている

同じく夜景モードの効果2。Aモードで絞り込めばだいたい同じ写真が撮れるが、こちらを選んだ方が簡単か

細部まできちんと解像されている。日差しの当たった白い壁面は白トビしている部分もあるが、それでも粘っている方だろう