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カウントダウンが始まったSED:CEATEC JAPAN 2005(2/2 ページ)
CEATECで注目が集まる「SED」ブース。今回は商品化にかなり近いパネルの試作機を紹介し、しかも間近でその高画質を確認することができる。いよいよ実用化のカウントダウンが始まったようだ。
性能向上への東芝の自信は、展示方法にも表れている。従来のテレビ方式との画質比較を行う暗室展示では、今回いよいよブラウン管テレビとの比較を実施。これまではプラズマや液晶などフラットパネルディスプレイとの比較を行ってきただけに、一般的に薄型テレビよりも画質が良いとされているブラウン管との比較は、SED実用化のカウントダウンが始まったことを意味するのだろう。
実際に映像を比較してみると、コントラスト/視野角/色再現性/階調性はブラウン管と互角勝負で、“画質のキレ”に関してはビームを使用するブラウン管がやはりボケた感じになるのに対して、SEDは画面の中央部から周辺部まで全体的にキリっと引き締まった映像を見せてくれるのが印象的だった。
「われわれも実際にブラウン管と比較してみて、画面周辺部のボケ感がまったくないのに驚いた。画質ではイチバンといわれていたブラウン管を凌ぐ高画質で、液晶/プラズマ並みの薄型テレビの実現をSEDは可能にした」(東芝)
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