レビュー
4GバイトHDDのMPEG-2ムービーが5万円台で――東芝「gigashot V10」:レビュー(4/4 ページ)
東芝が自社開発の0.85インチHDDと“映像”とを結びつけたHDDムービーカメラ「gigashot V10」。4Gバイトという記録容量をあらかじめ内蔵しつつ、直販価格が5万9800円という低価格で登場した同製品の実力は?
直販モニター価格とはいえ、5万円台とは思えないほど充実した製品構成
この製品の最大の魅力は、製品構成を含めたコストパフォーマンスといえる。動画・静止画撮影とも必要十分な品質を確保したうえで、低価格を実現した。デジタルカメラでは、実質的にメディアを別途購入しなければならないが、「gigashot V10」では4GバイトHDDをあらかじめ内蔵しているため、特に追加購入の必要もない。前述のクレードルのほか、ノートPCなどと手軽に接続したい場合に備え、接続アダプターも付属。さらに、リモコンや、遮光用のレンズフードまでついてくる。
丁寧なつくりのインタフェースはもちろん、ほかの機能面でも妥協は感じられない。この手の非DV/DVD系のビデオカメラでは、DVDレコーダーとのDV端子経由での接続や、ディスクのやりとりによる連携が不可能で、編集やDVD作成にはPCが必須となるが、RDシリーズを擁する東芝ならではの対応が施されている。つまり、「ネットdeダビング」の利用だ。クレードルに装備されたLAN端子を利用して、撮影したデータをRDシリーズへ渡せる。
現時点では直販サイトでのモニター価格ではあるものの、5万円台という価格帯においては、これ以上は望めないほどの性能・機能を盛り込んだ製品といっていいだろう。
作例
動画はコチラをクリック(8.92Mバイト)。動画品質はHQ/SP/LPの3モードから選択可。ワイド画面も含めると、全部で5モードとなる。これはノーマル画面のHQモードで撮影した映像。最高品質のHQでも平均6Mbps前後ということもあり、多少粗さが目立ってしまう
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