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ほぼ全レンズで手ブレ補正が使える――コニカミノルタ「αSweet DIGITAL」レビュー(4/5 ページ)

コニカミノルタ「αSweet DIGITAL」は、昨年発売の「α-7 DIGITAL」の下位モデル。ほぼすべてのレンズで有効になる手ブレ補正機能や610万画素CCDなど主要な装備を受け継ぎながら、さらなる小型軽量化と低価格化を実現した。

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独自のエンジンによるバランスの取れた画質

 撮像素子にはAPS-Cフィルムサイズの有効610万画素CCDを搭載する。このCCDと独自の処理エンジン「SUPHEED II」や画像処理技術「CxProcess III」が生み出す画質は、クリアで見栄えがいい。といっても、彩度やシャープネスを極端に高めたりはぜず、画像仕上げの「ナチュラル」でも「ナチュラル+」でも、ほどよいバランスのチューニングになっている。

 画素数はこのクラスの平均とはいえ、長い目で見れば800万画素以上でないのがちょっと惜しい気もする。その点は、より上級ユーザー向けの今後のモデルに期待するしかないだろう。ただ、それをのんびり待つのはもったいない。今ならαSweet DIGITALを選び、全レンズ手ブレ補正のメリットをいちはやく満喫したほうがいいに決まっている。機能の豊富さやカスタマイズの自由度は、ビギナー以外も満足できる内容だ。


作例

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ISO100を選び、15秒の長時間露光で撮影。ホワイトバランスをタングステンにして、夜明けの青っぽい空色を強調した
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ISO200で撮影。雨に濡れた地面や緑の草木、建物の質感などが的確に再現された
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ISO400で撮影。感度アップによるノイズはうまく補正して目立たなくなっている
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ISO800で撮影。暗部を中心にざらつきが生じるが、発色や階調の再現はまだ良好だ
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ISO1600で撮影。被写体ブレを防ぎたい場合には、高感度が役立つ
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ISO3200で撮影。それなりにノイジーになるが、このクラスのモデルでISO3200を選べるのは多くない

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