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ハイビジョン過渡期を乗り切るためのレコーダー「Rec-POT F」レビュー(1/7 ページ)

ハイビジョンのTS記録に対応するHDDレコーダー「Rec-Pot」に新モデルの「Rec-POT F」が登場した。使い勝手向上が中心のモデルチェンジだが、今だからこそ注目したい1台でもある。

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 アイ・オー・データ機器から「Rec-POT F」が登場した。デジタル放送のデジタル信号をそのままHDDに記録するMPEG2 TS録画(ストリーム記録)に対応しており、デジタルハイビジョン放送も画質を損なわずに録画できる。

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これ以上はないというくらいシンプルな外観。「AVeL LinkPlayer」などと共通のデザインだ。サイズが想像しにくいかもしれないが、横幅が280ミリといえばコンパクトであることは想像して頂けるだろう
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前面は、左側にインジケータを備えているだけで、右側はロゴのみ。もちろん前面カバーが開いて中に端子が……なんてこともない

 一般的なデジタルレコーダーと異なるのは、本機はチューナー機能やビデオ出力機能などを一切持たず、デジタルチューナーとi.Link(IEEE1394)接続して初めて録画、再生が可能になる点。今時ではあればI.Link端子を持つデジタルチューナー内蔵テレビや、デジタルCATV STBと接続して利用するのが一般的だろう。注意したいのは、たとえデジタルチューナーやデジタルチューナー対応テレビがあっても、i.Link端子がなければ「Rec-POT F」は使えないことだ。

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背面も極めてシンプル。主電源スイッチと2つのi.Link端子、動作モード設定スイッチのみが存在する。中央部に排気ファンを備えているが、1台だけで利用する場合はファンを動作させなくてもいい

 トレードオフというわけではないが、デジタルチューナーとの接続はi.Linkケーブル1本だけで済む。放送波をそのままHDDに記録するので、理論上は録画に伴う画質劣化もない。ただし、再生画質に関しては接続したデジタルチューナーに内蔵されているMPEGデコーダーに依存することになる。

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