“幸せな気持ち”になるデザイン展(2/3 ページ)
東京・六本木の「AXIS GALLERY ANNEX」で、一風変わったデザイン展「Happy Feeling?展〜Sound Curiosity 2005〜」が開催されている。テーマは「幸せな気持ち」だ。
赤点をとっちゃったり、上司に怒られたり――嫌な気分を吹き飛ばしたいときは「大声を出す」のが一番だ。そんな欲求に応えるのが「Sound Action “HIGH”」。7人で1つのチームを組み、“声”をパスしながらゴールを狙うハイテクスポーツなのだ。
拡声器のような「パドル」には、声を赤外線に変換する装置がついていて、最大30メートルのパスが可能。プレイヤーは思いきり声を張り上げて走り回り、相手チームのゴールを目指すのだ。「開放的なオフタイムに、言いたかったことを声に出して言えるかもしれません。アクティブな大人たちにプレイしてほしいです」。
しかし、“ハイ”になったら、オンタイムには言えないことまで叫んでしまいそうだ。社内対抗戦なんかやったら、きっと怖……いや面白いことになる。
光るパフォーマンスで魅了する
まだまだ体を動かし足りない人には、こちらの2つ。「SOOVE」は、プレイヤーの動きにシンクロして音や光を発するパフォーマンスギアだ。シューズはベース&ドラムなど、部位によってパートが異なり、全身の動きで1つの曲を表現する。
「楽器がウェアになっているようなもの。音と光が自己表現する楽しみを促し、習熟すれば見る側にも感動を与えることができるでしょう」。
もう1つの「LinK」(Light in Kinetics)は、スノーボード大会を想定した「歓喜を共有することで相乗効果を得るプロダクト」だ。まず、選手のウェアには各種センサーが組み込まれ、選手の鼓動を光で表現する。「たとえば鼓動が早くなると点滅が早くなる。あるいは興奮すると赤くなり、緊張すると青くなる」といった具合。
一方、観客が持つバンドにも、脈拍を計るセンサーや歓声を拾うマイクが内蔵されていて、選手が大技を繰り出すなどして興奮が高まると、そのデータを選手のシューズに無線で送信。すると、歓声の大きさに応じてシューズがピカピカと光りだすのだ。
「観客の反応がわかると、選手が繰り出す技も派手になるでしょう。選手と観客が一緒になって1つのイベントを作っている一体感が喜びになります」。
神出鬼没の喫茶店「Hito Hito」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.