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ある意味「ジョーズ」を超えた(かもしれない)――「オープン・ウォーター」新作DVD情報

広大な海の真ん中にポツンと取り残されたダイバー夫婦。そこには無数の鮫が! 撮影には本物の鮫を使用、ということで俳優たちの必死の形相は本物です。サンダンス映画祭で絶賛された実話ベースの衝撃作。

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オープン・ウォーター

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 実際に起きた遭難事故をヒントに生み出された海洋スリラー!

 ワーカーホリックの夫婦、スーザン(ブランチャード・ライアン)とダニエル(ダニエル・トラヴィス)は、久々のバカンスでカリブ海に向かう。せっかくの休暇なのに旅先でも仕事を忘れられない2人は、些細なことで口論し、ちょっとした倦怠期を迎えていた。翌朝早く、ツアー客で満員のダイビングボートに乗り込み、水深18メートル、約35分のダイビングへ。精神的に開放されたスーザンとダニエルはグループから離れ、この貴重なひとときを満喫する。だが、その直後、想定外の悲劇が2人を襲う。ガイドは単純なミスから全員がボートに乗り込んだと思い、岸へと去ってしまったのだ。そこは海岸から25キロも離れた孤立無援のダイビングスポット。足は届かない、岸は見えない、叫んでも助けは来ない、タンクの空気は残りわずか……。互いを非難し罵り合う2人。気づくと周囲には無数の鮫が! 2人に生き残る術はあるのか!?

 監督・脚本のクリス・ケンティスと妻でプロデューサーのローラ・ラウは実際に起きた海難事故を基に、「これは稀な事故なのか、それとも頻発に発生する出来事なのか」を念入りにリサーチし、3年の歳月をかけて映画化。「バッファロー'66」「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「メメント」「アメリカン・スプレンダー」「SAW/ソウ」などを輩出してきた新人監督の登竜門、サンダンス映画祭で絶賛された。そして全米で47館の限定公開だった低予算映画の評判はあっという間に広がり、2709館で異例の拡大公開へ。続いて公開されたイギリスでも興行収益ダントツの1位を記録した。

 人喰い鮫がウヨウヨいる大海原にたった2人だけで取り残されて、さぁどうする? というにはあまりにも絶望的な状況。デジタル・ビデオによる実録風の画面がさらに恐怖感を煽り、心理的不安を浮き彫りにしている。全編ほぼ水中に浸かりっぱなしの俳優の根性もたいしたものだが、それよりも襲ってくる鮫たちが本物だということにたまげる。ノーCG、ノースタント! いくら安全を確保した撮影現場とはいえ、恐怖におののく俳優たちの表情は本物だった! このあたりの状況は、映像特典のメイキングで楽しめる。

 “サンダンスで最も怖い映画”と評されたスリラー。俳優たちの周囲に肉塊を撒き餌し、野生の鮫をおびき寄せて撮影したという監督が一番怖いかも……。

 怖いもの見たさで濃密な79分をどうぞ。

関連サイト:http://www.openwater-movie.jp/(公式サイト)

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