カシオ&ツインバード、防水型DVDプレーヤーを比べてみた(前編):レビュー(4/4 ページ)
今回は、防水型ポータブルDVDプレーヤーの双璧であるカシオ計算機の「DV-900W」とツインバード工業の「VD-J711W」を比較しながら試用してみた。
本体操作部はボタンも大きくて操作性は良い。付属のカード型リモコンも同様だ。ただ、ちょっと気になったのが、リモコン側に音量調節ボタンがないこと。視聴時の距離を考えると本体側だけで良いとも思うが、頻繁に使うものだけに最初は戸惑った。
DVDドライブの構造は、同社のお風呂用CDプレーヤーとほぼ同じだ。DVDメディアをセットしたら、カバーを閉じてバックルを上からかけて気密性を確保する。また左側面のカバーの下には、AV入出力端子やヘッドフォン端子がある。やはりAV入出力端子はミニピンジャックなので、外部機器と接続する際は、別途ケーブルを用意する必要がある。
ユニークなのは充電器。ACアダプタはごく普通の形状をしているが、付属のアダプタを取り付けると、本体側面にある電極に直接接続できるようになる。アダプタは“コ”の字型をしていて、横からスライドさせるとカチッという音がして固定される仕組みだ。クレードルに比べれば手間はかかるが、ロックを外して蓋を開けるという動作が不要になり、また使わないときに場所を取らないのは有り難い。
両機を見比べていると、同じ防水型DVDプレーヤーでありながら、かなり指向が異なることがわかった。カシオ計算機は、TVチューナーはもちろん、バーチャルサラウンド、入出力端子などの機能面が充実していて、外観もスマート。AV機器的なアプローチといえる。
一方のツインバードは、大きくて持ちやすいハンドル、安定性に優れた筐体デザイン、そして面倒な蓋を開けることなく充電できるアダプタなど、お風呂という特殊な環境で、しかも毎日使うことを考慮したデザインに好感が持てる。
では、肝心のDVD再生機能はどうだろうか。後編では、DVDビデオの再生画質や設定、そして各種ファイルフォーマットへの対応状況をチェックする。ついでに両機のオマケ機能も発見したので、お楽しみに。
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