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第37回 クリスマスとイルミネーションの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

12月になり、派手なイルミネーションを各地で目にするようになってきた。ブレや露出に気をつけながら上手にイルミネーションを撮ってみよう。

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夜景と露出補正

 ストロボを使わず、三脚を使ってブレないきれいなイルミネーションを撮ろう、っていうのが第1段階。

 次は露出補正。

 イルミネーションや夜景って、明暗の差がすごく激しい。背景は真っ暗で、照明だけが明るいという苛酷な状況だ。だから構図によっては、暗いからといってカメラが明るく撮ろうとしすぎてイルミネーションが映えなくなったり、イルミネーション部分が明るく写り過ぎちゃうことが多い。

 逆に、イルミネーションが強いところではカメラの方が明るさを抑えちゃって、光の迫力がなくなることもある。


補正無し

マイナス1の補正

プラス1の補正

 どれがいいかはそのときどきで違うんだけれども、露出補正がマイナス1の写真はイルミネーション以外は暗く、イルミネーションだけが見えている感じ。プラス1だと地面や背景がうっすらと写っていて、その場の雰囲気が分かるし、イルミネーションもより明るく感じる。

 露出補正をかけるかどうかは背景との兼ね合いだ。


補正無し

マイナス2.0の補正

 補正なしで撮ったらツリーの木など背景が明るく写りすぎて、ガラスの人形が白くトんでしまったので思い切りマイナスの補正をかけて撮り直した。この方が明暗の差が出てぎゅっと締まって見えるし、メインの被写体(この場合はガラスの人形だ)がより映えている。

 もうひとつ別の例を。


補正無し

マイナス1.3の補正

 こちらは補正無しだと全体に明るすぎて夜の雰囲気に欠ける。マイナスの補正をかけると暗いところがぎゅっとしまっていい感じになった。

 一般に、イルミネーションをきれいに撮るときはマイナスの補正を意識しよう。

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