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PCとの連係をアピールするHD DVD2006 International CES

HD DVDプロモーショングループの展示はPCでの活用を視野に入れたものが多く、BDAの展示とはかなり毛色が異なる。

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 プレーヤーを大量に展示しているBDAに対し、HD DVDのプロモーションを行う「HD DVDプロモーショングループ」のブースは地味な感が否めない。499ドルという“マジックナンバー”を持つ東芝「HD-A1」や、その上位機種となる「HD-AX1」はもちろん展示されているのだが、そのほかに家庭用プレーヤーを展示している企業が、LG ElectronicsとTHOMPSONだけとややさみしい。

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THOMPSONのHD DVDプレーヤー(写真はTHOMPSONブースに展示されていたもの)
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LG ElectronicsのHD DVDプレーヤー「HD-199」

 しかし、ブースにはHPがWindows XP Media Center Edition 2005を使用したメディアセンターPC「Digital Entertainment Center with HD DVD」や、東芝/HP/AcerがHD DVDドライブを搭載したノートPCを出品しているほか、ULEADがHD DVDビデオ再生ソフトをデモするなど、PCでの活用を提案する展示が目立った。

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HPの「Digital Entertainment Center with HD DVD」
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左からAcer/HP/東芝のHD DVDドライブ搭載ノートPC

 HD DVDビデオパッケージの展示もされていたが、あまり大きなアピールはされておらず、TSSTのベアドライブ(41ミリ厚/12.7ミリ厚/9.5ミリ厚の3種類が展示されていた)やブランクメディアの展示にスペースが割かれている。リビングで利用する家電としてのスタイルを前面に押し出したBDAの展示とはかなり印象が異なる。

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HD DVDビデオのパッケージ。BDビデオが透明な青いプラスティック素材のケースであるのに対して、HD DVDビデオのパッケージケースは透明な赤
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TSSTのHD DVDベアドライブ
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イメーションや富士写真フイルム、マクセル、RiTEK、リコー、太陽誘電、Verbatimなど主なDVDメディアメーカーのほぼすべてがHD DVDメディアを展示

 展示内容は、PCでの利用をかなり強く意識した内容で、東芝とHPの製品が目立つが、これはHPが2005年の12月にHD DVDプロモーショングループに参加したことも影響しているのだろう。とはいえ、やはり大型ディスプレイを利用してのHD DVDビデオ再生デモには黒山の人だかり。「チャーリーとチョコレート工場」「ハリー・ポッター」など人気作品のリリースが決定しているだけに、画質が気になる人は多いようだ。

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HD DVDプロモーショングループブースの視聴コーナー
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こちらは東芝ブース内に設けられている試聴コーナー。こちらも人気

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