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1020万画素で20万円を切るデジ一眼――ニコン「D200」レビュー(1/5 ページ)

昨年12月に発売したニコン「D200」を使ってみた。APS-Cフィルムサイズの1020万画素CCDを備え、秒間5コマの高速連写ができる中級クラスのデジタル一眼レフ機だ。

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 ニコンの中級機「D200」の売れ行きが好調だ。カメラ店のランキングでは、予約開始から現在までずっと上位にいる。CCDは1020万画素で、連写スピードは秒間5コマ、ボディは防塵防滴処理のマグネシウム合金製。20万円でおつりが来る価格で、プロ向けのハイエンド機「D2X」に匹敵する性能を味わえるのだから、人気の高さもうなずける。

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奇をてらわずオーソドックスにまとまったデザイン。撮像素子には、APS-Cフィルムサイズの有効1020万画素CCDを搭載する
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レンズキットに付属する標準ズーム「AF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)」を付けたときの重量は、バッテリやCFカードも含め約1330グラム

 D2Xに比べると撮像素子の画素数がやや少なく、ボディはひとまわり以上小さくて軽い。縦位置レリーズや背面サブ液晶パネルが省かれている。秒間8コマのクロップ高速連写モードもない。だが、設定できる機能の豊富さやカスタマイズの自由度では、プロ機D2Xに引けを取らない。

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上面左には、画質、ホワイトバランス、ISO感度の各専用ボタンと、動作モードダイヤルを装備。バックライト付きの液晶パネルには多くの撮影情報が表示される
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上位のD2シリーズとは異なり、ポップアップ式のストロボを内蔵する。上面には外部ストロボ用のホットシューを、側面にはシンクロターミナルを備える
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ニコンFマウントを採用し、実撮影画角はレンズ表記の焦点距離の約1.5倍相当になる。グリップ部には手触りのいいラバーが張られている
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