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どん底から国民的ヒーローになった不屈のボクサー――「シンデレラマン」新作DVD情報

「ビューティフル・マインド」のオスカーコンビ、ロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再びタッグを組み、実在のボクサー、ジム・ブラドックの半生を映画化した感動のヒューマン・ドラマ。泣けます!!

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シンデレラマン

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 アメリカ恐慌時代、シンデレラのように不幸のどん底からヘビー級世界チャンピオンにのし上がったという実話は、恐慌の時代に市民に勇気と感動を与え、“シンデレラマン”のニックネームがつけられた。そのジム・ブラドックの不屈の精神と家族愛を描いた感動作。

 1929年、美しい妻と3人の子供と幸せに暮らすジム・ブラドックは、前途有望なプロボクサー。だが、右手を負傷して以来、連戦連敗を繰り返し、引退を余儀なくされる。さらに大恐慌で暮らしは困窮し、失業者となったジムは過酷な肉体労働に従事し日銭を稼ぐ日々。しかし、生活は苦しくなる一方で、妻のメイは子供たちを親戚に預けてしまう。家族だけが生きる証だったジムにとって、一家離散の生活に耐え切れず、プライドを捨ててボクシング委員会へのカンパを募り、子供たちを連れ戻すが、生活はどん底に。そんな時、人生の転機が訪れた。ボクサー時代のマネージャーだったジョー・グールドから、一夜限りの復帰戦を持ちかけられる。相手は勝ち目のない新進ボクサー。それでもジムは、メイの反対を押し切り、その報酬で家族を救えるという一心で、試合を引き受けるが……。

 「グラディエーター」「マスター・アンド・コマンダー」のラッセル・クロウというと、どうも血の気の多いボクサーをイメージさせる。でも、本作では家族を守る父親像という印象が強く残る。あくまで穏やかで、3人の良きパパなのだ。だからこそ、ボクシングシーンが際立っている。ラッセルはこのジム役を切望していたというだけに、18キロの減量でボクサー体形に役作りし、吹替えなしでファイト・シーンを熱演。ストップモーションを多用し、ジムの汗と思いが画面から飛び出しそうな迫力である。

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 ワキを固めるのは妻役に「コールドマウンテン」「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレネー・ゼルウィガー。ジムを支えるマネージャー役に「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ。その存在感はピカイチで、オスカー前哨戦の放送批評家協会賞ほか数々の助演男優賞に輝いている。監督は「ビューティフル・マインド」でラッセルと1度組んだことがあるロン・ハワード。最新作には話題のベストセラー小説を映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」が控えている。

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 個人的に、ジム・ブラドックの存在も知らなかったし、格闘技にも興味はなく、ラッセル・クロウもタイプではありません。でも、昨年一番泣いた映画です。リングの上でも、リングの外でも、家族のために闘うジムの不屈の精神と拳に完全にノックアウト! 胸にズッシリとくる男気あふれる生き様を味わってください。

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関連サイト:http://www.movies.co.jp/cinderellaman/(公式サイト)

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