ビクター、ダイレクトDVD作成機能を備えた「新・Everio」(2/2 ページ)
日本ビクターはHDDビデオカメラ「Everio」の新製品として「GZ-MG77」と「GZ-MG67」を発表。両モデルとも30GバイトのHDDと、F1.2の明るいレンズを搭載したほか、起動時間の短縮や軽量化を進めて使い勝手の向上を果たした。
撮像素子は1/3.9インチ 218万画素CCDで、有効画素数は動画123万画素、静止画200万画素。光学10倍のズームレンズはF値 1.2〜2.0という明るいレンズを採用した。デジタルズーム併用時には200倍までのズーム撮影も行える。ワンボタンで、すべての撮影セッティングをカメラに任せる「オートボタン」も備えた。
16:9ワイドの2.7インチ液晶モニタの脇には、直感的な操作を可能にするインタフェース「スティックコントローラー」を備える。スティックコントローラーからは、メインメニュー呼び出しや各種再生操作、HDD状態確認などが行える。本体サイズは68(幅)×69(高さ)×109(奥行き)ミリ、約370グラム(本体のみ)。部品点数の削減や薄型HDDの搭載によって軽量化と薄型化を進めた(GZ-MG70と比較して、約20グラム減、3ミリ薄型化)。パッケージにはWindows用ソフト「フォトナビゲーター 」「CyberLink DVD Solution 」が付属するほか、Mac用ソフト「Capty MPEG Edit EX」「mono DVD」が同梱される
本製品と同時に専用DVDライター「CU-VD10」も発表された。価格はオープンで、実売想定価格は2万5000円前後。GZ-MG77/67はビデオカメラとしては初めてUSBホスト/デバイスコントローラーLSIを搭載しており、USBケーブルでCU-VD10に接続すると、PCを介さずにDVDビデオが作成できる。また、PCへのデータ転送も高速化されており、1時間(約4Gバイト)の映像を5分で転送可能だ。
同社では家庭用ビデオカメラ市場について、テープタイプが徐々に縮小、DVD/HDDタイプが躍進すると分析しており、Everioシリーズについても、2005年度は75万台、2006年度は110万台の出荷を見込む。新製品については「市場を拡大させるモデル」と位置づけ、PCレスの推進やアクセサリ類のバリエーションも拡大することで、一般層への普及も狙う考えだ。
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