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第42回 ブレとボケの関係今日から始めるデジカメ撮影術(4/5 ページ)

失敗写真にもいろいろあるが、「手ブレ」や「ピンボケ」が原因というケースは多いだろう。今回はそれらを克服して、キリっとしたカッコ良い写真を撮りましょう、という話。

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被写体ブレを防ぐ

 写真全体がブレていたら手ブレ、一部がブレていたら被写体ブレ。背景がきちんと止まってくっきり写ってるのに、肝心の被写体だけがブレてるのでよけい失敗感が募ってしまう。ブレが少ないときはピンボケとの区別がつけづらいが、ピンボケは被写体と同じ距離にあるものが全部ボケて写るのに対し(カメラとの距離の問題だから)、被写体ブレは被写体だけがブレて写るのでその辺を見てみると分かりやすい。

 ちなみにその逆で、動いている被写体に合わせて撮ることで背景をわざとブレさせるのが流し撮りだ。


昼間でも動いている動物はブレちゃうもの

でも歩いているところを流し撮りしたらちゃんと止めて写せる

 カメラが完璧に止まっていると手ブレは防げるが、被写体ブレだけはどうしようもない。

 動いているクルマや電車を撮るときはもちろんのこと、人間でも撮る瞬間に相手が動いちゃうこともあるし(特に子供はそうだ)、動物のようにじっとしてくれない場合は偶然シャッターを押した瞬間に、横を向こうとしてブレて写ったなんて日常茶飯事。

 一見「静物」である花だって、風が吹けば揺れる。


ヤマホトトギスの花。風が強くて思い切りブレてしまった

そういうときは風が止んだタイミングでうまく撮るべし

 被写体ブレを防ぐ技は3つ。

 ひとつはタイミング。

 要するに「動いてない瞬間」を撮ればいいのだ。とはいえシャッターを押す瞬間に動いちゃうのは予測不可能なので、やばいかなと思ったら「連写」してみるのは有効だ。3枚連写できれば、そのうち1枚くらいは止まって写ってるのがあるかもしれない。連写モードで撮って一番きれいなのをピックアップする技はいろんなシーンで有効なので覚えておくと楽しい。

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