富士写真フイルム、ISO3200の高感度撮影が可能なデジタルカメラ
富士写真フイルムは、ISO3200の高感度撮影が可能な有効630万画素のデジタルカメラ「FinePix F30」を5月下旬に発売する。価格は5万円前後の見込み。
富士写真フイルムは3月16日、ISO3200の高感度撮影が可能なデジタルカメラ「FinePix F30」を発表した。有効画素数630万画素の第6世代スーパーCCDハニカムを搭載する。5月下旬の発売。価格はオープン。店頭価格は5万円前後の見込み。
第6世代となった1/1.7型有効画素数630万画素の「スーパーCCD ハニカムVI HR」と「リアルフォトエンジンII」の搭載により、ISO3200という高感度設定での撮影を可能にした。画像信号からノイズを分離して排除するダブルノイズリダクションを強化し、夜景など、わずかな明るさの中でも“目に見えるそのままを写真にする”ことができるという。記録可能な最大画素数は2848×2136ピクセル。
搭載レンズは35ミリ判換算で36〜108ミリ相当の光学式3倍ズーム。撮影状況に合わせて、ISO感度とシャッター速度を自動で設定しする「ブレ軽減モード」を備え、手ブレと被写体ブレを防ぐことが可能だ。また、約1.4秒の起動時間とシャッタータイムラグ最短0.01秒、撮影間隔最短約1.5秒という高速レスポンスも特徴。
このほか、一度のシャッターでノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影を行う「高感度2枚撮り」機能や、シャッターを押している間連写し、指を離した直前の3コマのみを記録する「サイクル連写」、記録メディアの容量いっぱいまで撮影し続ける「エンドレス連写」など、多彩な撮影機能を持つ。また、最大ISO1600の高感度動画撮影(30コマ/秒)も行える。
背面の2.5型の液晶ディスプレイには、映り込みや反射を低減する同社製CVフィルムを採用。60コマ/秒のモニター表示も可能で、動きのある被写体もなめらかに表示できるという。
記録メディアはxD-ピクチャーカード。加えて本体に10Mバイトのフラッシュメモリを内蔵している。電源は付属のリチウムイオンバッテリー(NP-95)で撮影可能枚数は最大約500枚(CIPA規格)。USB端子のほかテレビ接続端子を備える。サイズは92.7(幅)×27.8(奥行き)×56.7(高さ)ミリ、電池込みの重さは約195グラム。画像閲覧/加工ソフト「FinePixViewer Ver.5.2」が付属する。
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