松下、車載用初のワンセグ対応チューナー
松下電器産業 パナソニック オートモーティブシステムズ社が車載用としては初(同社)というワンセグ放送が受信可能な地上デジタルチューナー「TU-DTV20」を発表。同製品と液晶テレビのセットも用意されるほか、「TU-DTV100」のバージョンアップサービスも提供。
松下電器産業 パナソニック オートモーティブシステムズ社は3月17日、車載用としては初(同社)というワンセグ放送受信機能を搭載した地上デジタルチューナー「TU-DTV20」と、同製品と液晶テレビのセット「TR-DTV20T7」を4月10日より順次販売開始すると発表した。価格はTU-DTV20が7万8750円、TR-DTV20T7が14万4900円。
チューナーの「TU-DTV20」は2005年6月に発表された3波対応車載デジタルチューナー「TU-DTV100」と同様に、薄型テレビ「ビエラ」からフィードバックされた高画質システムを搭載する。2つのアンテナから受信した信号を合成させ、安定した受信を可能にするキャリアダイバー方式を採用したほか、12セグ(通常の地上デジタル放送)と1セグ放送を自動的に切りかえ、常に美しい受信状態を保つ「おまかせ受信モード」を搭載した。見たい番組を簡単に選択できる電子番組表を搭載するほか、データ放送にも対応しており、緊急警報放送(EWS)の受信も行える。
同社カーナビゲーション/AVシステムの「Strada」ならびに「Strada Fクラス」と容易に接続できる専用端子を備えるほか、D2端子を備えており、525pの出力が行える(525p以上の放送については525pへダウンコンバートされる)。光デジタル音声出力も装備しており、Strada Fクラスとの組み合わせならば、5.1chサラウンドも楽しめる。
TR-DTV20T7はチューナーの「TU-DTV20」に、QVGAパネル採用の7型ワイド液晶テレビ「TR-T70W7」と地上デジタル/アナログ兼用フィルムタイプダイバーシティアンテナ「TY-CA300DT」、接続ケーブルを組み合わせた製品。
TR-T70W7は車内の明るさにあわせて画面輝度を自動調整するオートディマーや、カーステレオのFMラジオから音声を聞けるFMトランスミッターを内蔵する。D2端子は備えておらず、チューナー「TU-DTV20」との接続は専用の付属ケーブルを利用する。
また、TU-DTV100をワンセグ放送受信可能とするバージョンアップソフトも3月18日より提供される。ソフトは同社Webサイトから無料で提供され、ユーザーは手元のSDメモリーカードを利用してTU-DTV100へインストールする。バージョンアップを行うことで、ワンセグ放送が受信可能になるほか、「おまかせ受信」や「EWS対応」などTU-DTV20と同等の機能を持つことができる。
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