手軽に広角撮影、手ブレも被写体ブレも防ぐ――松下「LUMIX DMC-FX01」：レビュー（5/5 ページ）

“広角”を売りにした松下「LUMIX DMC-FX01」が登場した。光学式手ブレ補正にISO800以上の高感度撮影も組み合わせ、さらに完成度を増した人気FXシリーズ最新モデルの実力を探ってみた。

[小山安博，ITmedia]

作例

レンズの歪みはそれなりで、周辺も多少流れているが、全体を余すことなく撮影できるのが広角撮影の魅力

4隅に光量低下が見られる。ゴチャゴチャした被写体だが、それなりによく解像している

色の再現もいい。暗部のざらつきも許容範囲だろう

ズームのテレ端で撮影。明部から暗部まできちんと描写されている

広角レンズは奥行き感を出すのにいい。右側の手すりに色のにじみがあるが、まずまずの描写

白い菊の花にわずかに色収差が見られるが、お地蔵さんの帽子の赤色の描写もいい

マクロはワイド端で5センチ、テレ端で30センチまで寄れる。どちらももう一息寄れたらうれしいところ。かんたんモードの場合、マクロモードにしなくても寄ることができるのはいい

ほかのカメラではシーンモードでよくある夕景モードがこのカメラにはない。ホワイトバランスを太陽モード、露出補正を-0.7にした

夜景モードで撮影。シャッタースピードは1.3秒になった