第45回 動物園と想い出の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
春だ、行楽だ、動物園へ行こう! でも、子どもと動物園に行った記念の写真を残すだけじゃなくて、後で一緒に写真を見返しながら想い出話ができるような写真を撮ってみよう。
室内での撮り方は
最後は室内編で昆虫館。最近男の子は皆そうだけど、ゲームの影響で、カブトムシの名前なら何でも分かるというレベル。ホンモノが見られるとあって、入る前から大騒ぎ。
まずは入口のバッタで記念撮影。こういうのは欠かせない。
しゃがんで目線の高さで撮ったものと、ちょっと上から見下ろしてみたもの。下から撮ると迫力がある写真に、上から撮ると可愛い写真になる。上から撮った写真の方が顔が明るく撮れてるけど、これは銀色のバッタの表面が薄曇りの弱い外光を反射して顔を照らしてるから。そういうことでも顔が明るく写ったり暗く写ったりするのだ。
まずは蝶が舞う温室へ。
移動してる姿もときどき押さえておくと臨場感があっていい。立ち止まってポーズをつけてるだけじゃ記念写真止まりだ。
これはたたたっと男の子の前に出て、後ろ向きに中腰で歩きながら撮った写真。暗いのでちょっとブレてるけど、トンネルに入っていくときの臨場感ってことで、わざと気にせず撮ってみた。さあ行くぞって感じ。ブレてる写真や逆光で顔が暗い写真が皆失敗ってわけじゃないのだ。
温室の中は蝶が乱舞しててまるで熱帯。だから熱帯っぽい背景で記念写真。
ここのウリは大量の蝶。普通に歩いていても触っちゃうほどたくさんいる。
だから蝶を手で捕まえたところでも撮ろうかといったけど、そういうのって普段からやってないとなかなかうまくいかない。
ちょっとビビってるの図。フラッシュをスローシンクロで焚いたので手や蝶が少しブレてる。普通に発光させるとどうしても後ろが暗くなるし動きが止まっちゃうからだ。
あるいは高感度モードで狙ってみるのもいい。
ISO800の高感度にして蝶を捕まえた瞬間をパチリ。やや及び腰だけど無事羽をつまめました。もちろんすぐにキャッチ&リリース。
続いてカブトムシコーナー。室内ではストロボを焚かないで感度を上げて撮るのが基本。広角側で、ガラスの中も分かるように入れたい。
標本部屋でも興味の的はカブトムシ。
見上げて見入ってる姿を真上から撮ってみた。
見入ってるのはこのカブトムシたち。斜めから撮ると遠近がついたり写り込みが派手に発生するので、液晶モニターを見ながら撮れるというデジカメの特性を生かして、真正面から撮るのがコツだ。
最後は屋外で記念写真。カンガルーの親子で撮れるとこがあったのでそこで撮ってみた。
1枚目はフラッシュなし。2枚目はフラッシュ強制発光。このくらいの距離で曇天だとフラッシュがないとちょっと顔が暗く写っちゃう。特に帽子をかぶってるのでなおさらだ。そういうときはフラッシュを焚いちゃうといい。屋外でこそ上手にフラッシュを使おう、だ。
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