ヤマハ、KlipschのiPodスピーカーユニット「iGroove」を販売
ヤマハは米KlipschのiPod用スピーカーシステム「iGroove」を4月下旬に発売する。既に販売している小型スピーカー「NX-A01」やAVアンプ「DSP-AX759」らとあわせ、iPod対応製品を強化する
ヤマハは4月18日、同社と提携関係にある米KlipschのiPod用スピーカーシステム「iGroove」を4月下旬から販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
新製品は高級スピーカーメーカーとして知られる米KlipschがiPod専用に開発したアンプ一体型のスピーカーシステム。
同社スピーカーの特徴でもある、「Tractrix(トラクトリクス)ホーン」を搭載する。本製品では2.5センチのマイクロ・トラクトリクスホーンツィーターと6.4センチのポート付きファイバーコンポジット製ウーファーを組み合わせ、音離れのよいリアルなライブサウンドを再現したという。アンプの出力は20ワット×2。
本体中央には充電可能なDockコネクタを備えており、第5世代iPodのほか、iPod nanoなどのDock対応iPodが接続可能。パッケージに含まれるアダプタを利用することでiPod shuffleも装着できる。本体サイズは408(幅)×145(高さ)×185(奥行き)ミリ、2.1キロ。
同社ではiPodを活用するシーンとして、iPodをAVサーバーとして利用し本格的な再生を楽しむ「本格ホームシアター」、卓上やベットサイドで気軽に楽しむ「カジュアルスペース」、自室でBGM用などにiPodを活用する「マイルーム」の3つを想定している。
既に「本格ホームシアター」にはiPod用ユニバーサルドック「YDS-10」との組み合わせを提案するAVアンプ「DSP-AX759」、「カジュアルスペース」には卓上用小型スピーカーユニット「NX-A01」(レビュー)などを投入しているが、「マイルーム」での利用に適した製品は投入されておらず、新製品がその役割を果たすことになる。なお、「マイルーム」分野の自社オリジナル製品については、未定とされている。
「iGrooveはミニコンポ、ラジカセのようにiPodを活用するためのアイテムで、利用スペースとしては4〜10畳程度を想定している。同種の製品としてはiPod Hi-Fiもあるが、iGrooveはiPod Hi-Fiほど低音を押し出さない。個人用のリスニングアイテムとして活用してもらえるはず」(同社)
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